J3第21節 今治×讃岐(夢スタ)

  • 夏旅行

 GWに続き未踏スタジアムに行く旅。日程を見ると8月中旬に今治のホーム戦があり、今回はこちらに決めた。現在、来年の利用開始を目指して新スタジアムを建設中だが、今利用している夢スタジアムにも行ってみたく、ならば今年行くしかあるまいと。当初は8/14vs岐阜戦に行くつもりだったが、皆が休むこの期間に仕事をある程度片付けたかったのとお盆で航空券が高いという事情により、休みも翌週に変更。2週連続ホーム試合で助かった。
 愛媛、今治に行くのは9年振り。
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 まずは松山空港に飛び、大街道で荷物をロッカーに預けた後、松山城へ。

松山城

ここは9年前にも来たが、大街道からすぐだしやはり行っておかねばと。結局天守閣にも上ってしまった。

天守閣から望む松山市

ただこの日の松山は東京よりかなり蒸し暑く(熱中症アラートも出ていた)、この上り下りで予想外に体力を消耗。その後は道後温泉に向かい、神社等を巡ったのだが、かの有名な道後温泉本館は工事中のようでご覧の通り

道後温泉本館(修理工事中)

一部営業しているようだが工事は2年前から始まり、2年後まで続くらしい。
 道後温泉エリアに寄ったのは、今治行きのバスがここで停まるため。11時半過ぎに乗って約1時間で到着。
 
 今治も9年振りだが前回は自転車でしまなみ海道の入口まで行って展望しただけで終わった。今回も自転車を借りたが、まずは昼時だったので

焼豚玉子飯

そしてこちらへ

今治城藤堂高虎

城というと山城は遠目にも目立つし、一帯が観光エリアとして整備されている事が多いが、ここは市街地を抜けた先に突如現れる様が独特だった。例によって天守閣に上る。

天守閣から望むしまなみ海道

その後は八十八箇所の1つである南光坊に寄った後、駅に戻り、バスでスタジアムへ。

  • 試合前

 スタジアムへは今治駅からバスでイオンモールへ向かい、そこからシャトルバスで向かった。イオンとスタジアム自体は目と鼻の先だが、丘の上にあるので、ここまで既に15000歩歩いていた身には助かった。バスの乗客はお年寄りや小さい子供のいる家族連れが多く、かなりニーズは高いんだろうな。

イオンモールからスタジアム方面を望む(高台の奥がスタジアム)

 スタジアムに入る前に新スタジアムを少し見学。現スタジアムの隣にあり、メインスタンドがその姿を現しつつある。

スタジアム前広場と新スタジアム

壁には図面やイメージもあった

工事壁に描かれたイメージ図

 メインスタンド中心の構造で、後はクラブの規模に合わせて拡張の余地も残しているのかな。調べると、自分が前回今治に行った時はまだ四国リーグ所属で岡田武史氏が経営参画したのはその翌年。それから10年足らずでここまで来たのは、経営者如何でクラブが変わるということをよく示していると同時に、スタジアムに掲げられているスポンサー、パートナー企業の豪華さ、多さを見るに、結果を出さないといけない重圧もまたあるんだろうなと思う。経営が優秀で良い選手を獲得できる資金力があっても現場次第で優勝も降格も有り得るというサッカーの難しさを考えると尚更に。
 そんなことを思いつつ夢スタジアムに入ったが、あくまで暫定という位置付け故か、最低限の施設のみに留めているようで、座席も自分が座ったメインは長椅子形式でゴール裏はコンクリに線が引かれただけの簡素な作り。だが専用スタジアムなのでピッチは近く臨場感がある。来年の新スタジアム供用後はどうなるか分からないが、このレベルのスタジアムでも全国に広がれば大分違うなと。

  • 試合

 こういう試合は元マリノス選手に目が行ってしまうが、今治にはMF三門と中川、讃岐にはGK高橋がいた。三門は4月に観に行った大宮vs千葉戦にも出ていたがいつの間に。19年に在籍した中川も然り、最近のマリノスは選手のin/outが多すぎて彼らがマリノスにいた時期はほんの数年前なのにかなり昔の様に感じる。その他両チームの選手を見てみると、J1で活躍したベテラン選手の他は、高校時代は全国とは無縁で大学を経由してプロ入りしたという選手が多かった。そうした選手達にとってプロの入口というか、のし上がる為の玄関口になっているんだろうな。
 試合は序盤から今治がボールを支配しつつ讃岐はカウンターという展開だったが、両チームともトラップなど個々の技術はさすがにJ1レベルに比べると粗かったが、意図を感じる攻撃/守備で見応えのある内容だった。前半終わり頃に今治が先制。
 後半は讃岐が仕掛けて開始早々に右クロスから同点に追い付いたのだが、その直後に今治がPKを得て(遠目にはスライディングでのファールかなと思ったが後から映像を見るとハンドだったようだ)、これを決めて勝ち越し。その後は讃岐が攻めるがスコア変わらず2-1で今治の勝利。
 印象に残っているのは讃岐のGK高橋。元マリノスだからという訳では無く、試合中コーチングで声が途切れること無く、時には主審ともコミュニケーション取っていたのが印象深い。声出し無しでの試合だったので、その声がスタンドにも聞こえて、アウェイ席から拍手が起こることもあった。また両チーム監督のコーチングもよく聞こえたのだが、今治の橋川氏、讃岐の西村氏共にJでのプレー経験は無いんだな。橋川氏は筑波の大学院を卒業後すぐに福岡のユースコーチとなり、西川氏も現役時代はJFL地域リーグでプレー。この2人が、という訳では無いが、J3は選手だけで無く指導者もここで結果を出して上のカテゴリで、という事例が多く出てきて欲しい。

 帰りは行きと逆ルートで、バスでイオン、今治駅、松山と戻った。ホテルの部屋に入った後はそのまま寝落ち。