J1第33節 横浜M×浦和(日産)

 この2週間カップファイナルが続いたため、3週振りのマリノス戦。10/1名古屋戦の後で「10/12の32節ホーム磐田戦で決まりそう」と書いたがそこから(今季無敗だった)ホーム2連敗で川崎に勝点2差まで詰められたという。ただ残り2試合の対戦相手である浦和と神戸は残留を決めていると同時にタイトルの可能性も無く、G大阪、磐田の様な割り切った戦いはしてこないだろうとは思った。

 スタジアムに着いたのは前半5分過ぎだったが、前半半ばまでは浦和が右サイドを上手く使ってチャンスを作る場面が多かった。マリノス左SB永戸が上がったスペースを浦和の右サイド大久保が突く形。ここで無失点で凌いだのは大きかったかな。まぁ浦和は右サイドでフリーになってもクロスの前にゴール前の味方を確認して?数秒費やしてしまい、その間にマリノス守備陣が対応してクロスを体に当ててCKにしたり決定機までは作らせなかった。そんな展開の中でマリノスが右サイドから攻めて最後はファーサイドに詰めたエウベルが押し込んで先制。前半の終盤にもAロペスがこぼれを押し込んで2-0でハーフタイムへ。

 後半も10分過ぎに浦和の自陣ゴール前でのビルドアップをカットしてエウベルがそのまま持ち込んで3点目。その後もCKからAロペが決めて4-0として試合をほぼ決めた。正直3-0時点でも前回対戦時(3-0から追い付かれた)が脳裏にチラついて1点返されたら分からないなと思っていたがさすがに4点なら、と。4点目の直後にユンカーに1点返されたがその後は上手く試合をコントロールして4-1で快勝。

 今日はエウベルがスーパーだったな。この選手は加入当初はあまりフィットしていなかったし、プレースタイルも典型的なウイングとは言い難いのだが「サイドにいる2列目、トップ下」とでも言うべきスタイルで左サイドからチャンスメイクとゴールに絡むプレーが独特。と書きながら遠藤渓太を思い出した。遠藤も本来はこのスタイルと思うが、そのスピード故かマリノスでもドイツでもウイングと見做され、それが今の状況(ウニオン・ベルリンで結果を出せず今季レンタル先のブラウンシュバイクでも主にカップ戦要員)に繋がっているのかなと。

 浦和は冒頭で書いた通り、一戦必勝の気迫はあまり感じられなかった。今季は最後まで最適解を見付けられず、試行錯誤のまま終えようとしている印象。開幕後も五月雨式に外国人選手を補強したが、今日出場出来たのは昨季からいるユンカー、ショルツだけというのが象徴的というか。リカ将の去就もチラホラ記事になっているけど、そこは難しい判断だよなぁと思う。リーグ戦の結果だけなら期待値より低いが、去年天皇杯を獲って、今季もACL決勝進出を決めているのを考慮すると、という。

 ホーム最終戦なので試合後はセレモニー。

ホーム最終戦試合後演出

恒例の監督、主将からの挨拶があったが、喜田の安定のコメント力よ。ただこういった言葉の端々から感じられる知性、人間性と実際の試合結果は別物だとは認識しておきたい。言葉でタイトルが取れるならガンバ、ジュビロに勝って今頃優勝していたはずなので。

 今日は久々観戦仲間が集い、子供も含め計6名での観戦だった。最終節は神戸までは行けないが、かといって家でDAZNなのも味気なくどこかスタジアムでリーグ戦の終わりを迎えたい思いもある。埼スタに行こうか思案中。