今日はW杯メンバーの発表日。ここまで18年7月、今年6月、9月の3度カタール大会メンバーを予想してきたが、予想というのは結果が出た後の振り返りも含め楽しむもの、ということでその答え合わせをば。まずは9月の最新予想から。
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黒太字は的中、取り消し線はメンバー入り予想したものの落選、赤太字は落選予想からの選出
GK:川島、権田、シュミット
ここは予想通り。E1終了後は谷が入るかなと思ったが、9月の試合で出番無くそこでシュミットが活躍してこれは堅いなと。川島をチームのまとめ役として連れて行くのは確実だと思ったので、上記3人で決まりだと思った。有り得るとすれば9月のアメリカ戦や最近のJでも負傷で途中交代した権田のコンディションが万一整わなかったら、という程度。
ただその権田はリーグの結果次第で11/13の参入POに出る可能性がある。まぁ海外組もリーグ戦はその日まである選手が大半だから合流が特別遅れる訳では無いが、通常のリーグ戦はともかくプレーオフというギリギリの試合を戦った10日後にW杯初戦というのはかなりタイトなスケジュール。
CB:吉田、谷口、板倉、冨安
ここも予想通り。まず26人という枠を考えればCBは4人連れて行くと思ったし、板倉の負傷という不確定要素はあったが、間に合う見込みという情報が多く、ここまでの出場状況からこの4人だろうと。
SB:長友、酒井、山根、中山、伊藤
SBも的中。まぁここまでは代表での起用を考えればそうなるよなという選考。伊藤は初代表だった6月にブラジル戦以外の3試合フル出場でこれはもう本大会選ぶの前提でテストしてるなと思ったし、山根も5人目のSBとして選ぶと思った。特にベンチスタートの試合でもビハインド(ブラジル戦)、同点時(エクアドル戦)の終盤に途中投入されており、点が欲しい時のテコ入れ役として期待されてるのが窺えたし。
MF:柴崎、遠藤、守田、鎌田、田中、原口
中盤から前は色々予想外だったが、まず中盤。今回の発表はGK、FPそれぞれ年長者から順に読み上げる形だったが、酒井の(1990年生まれ)の次が柴崎(92年生まれ)で、ん?と。91年生まれの原口がいない。予想でもこの位置は最低限6人、もしかしたら追加で1人呼ぶかと思っていたがまさか5名とは。遠藤、守田フル稼働必至だが、板倉、あるいは伊藤も中盤兼用で考えているのかな。
WG/2列目:伊東、相馬、三笘、堂安、久保、南野
ここは概ね予想通りではあった。南野は落選を予想していたが、10番背負ってここまでレギュラー格でやってきた選手ではあるので選考は意外という程ではない。けど本職トップ下で鎌田が立場を固めつつある今、どこで使うのだろうか。もしかしたら鎌田との併用体制で、鎌田はドイツ、スペイン戦、南野は2戦目のコスタリカ戦用とか?
CF:前田、大迫、古橋、浅野、上田
という中で最も予想を外したのはこのCF。大迫では無く上田というのは監督の「若い選手の野心に期待」というコメントにもあった通り、まだ24歳という年齢、そしてあのシュート技術やボールの収まりに期待したんだろうなと。古橋の落選と浅野の選出は意外だったが、ただ先ほどの鎌田/南野併用でふと思ったが、先日のエクアドル戦でそうだったように、本大会は1、3戦と2戦目でかなりメンバーを代えるつもりで、それを前提にした26名なのではないかと。鎌田同様に前田は1、3戦メイン、そして2戦目に浅野を考えているのかなと。予想では出来るだけタイプの異なる選手を選んだが、実は3試合で2つのチームを編成するにあたり出来るだけ違いを無くすこと、つまり近い特徴を持ったメンバーを選ぶことに主眼を置いたのでは、という推測。
そう考えると原口の落選、そして色々言われる柴崎の選考も見えてくる。恐らく柴崎は田中碧との併用を考えているが、原口はそのドリブラーであり中盤の働き者というプレースタイルが独特であるが故に優先度が下がったのではないかと。
的中:23/26
と見てきたように、メンバー選考は単に好調な順、試合に出てる順だけではなく、本大会の対戦相手や日程も含めて考慮されるであろうことを考えると、今回の条件で監督が選んだのがこの26人だったということ。上記の本大会Wチーム編成はあくまで推測だが、冨安、三笘が負傷明けで試合に出たり出なかったりでメンバーやり繰りに苦労し、麻也、遠藤に負荷が掛かった五輪の経験も反映されているようにも思う。ずっとベンチ外で過ごすFPを出来るだけ作らない編成とも言えるが。メンバーは決まったが、実際にどの11人がピッチに立つのか、どういった配置なのかはまだ分からないが、それは本大会の楽しみにしておこう。