昨晩代表戦視た後寝落ちしてしまい、起きたら早朝だったので6月に続いて代表戦の感想とメンバー予想を書く笑。まぁ備忘的に現時点の雑感を残すという意味で。
※前回
barcaw.hatenablog.com
- 概観
エクアドル戦は後半10分過ぎからしか視れなかったが、スタメン構成や前半の内容を読む限り、これは本大会2戦目想定なんだろうなと。今大会は前回より試合間隔が短く(中4日→中3日)、ドイツ→コスタリカ→スペインの順に対戦することを考えると2戦目は総入れ替えまではいかずともある程度替えた上で勝点を取らねばならず、そのテストだったのだろうと。そこは前回の3戦目で主力を休ませるも0-1でギリギリの突破だった経験を踏まえているのかもしれない。忘れがちだが、森保氏は前回もコーチで参加しているのでその辺は肌感覚で理解しているだろうし。監督と言えば6月にも書いたが、やはりどこか吹っ切れたというか、迷わなくなった(少なくともそれを表に見せなくなった)印象を受ける。それが本大会に向けて楽しみになってきた一要素でもあるのだが。監督がブレると現場は勿論だが、見ている方も伝わってくるものだし。
- 本大会向けオプション
6月はブラジル戦メンバーが軸と書いたが、今回はあのレベルの相手はいなかったので試しつつの試合だったと思うが、アメリカ戦で鎌田をトップ下に置いたのは本大会向けの一端が見えた感。ただ試合中に冨安を右に回したり3バックにしたり色々変えたのも今迄の代表に無い姿だった。これまで代表でこうした複数の選択肢を持つチームはあまり無かった。ザックも最初は3バックを試してたがいつの間にか止めてしまったし、更に遡って加茂・岡田(第1次)監督時代は3バック、4バック併用してたのを思い出したが、シンプルに左右SBをウイングバックに上げる位であまり流動的では無かった。
今のチームはそれが出来るメンバー多いというのはあるだろうし、そうした選手をこの4年で呼んできたというのもあるだろうな。特に後ろはほぼ中央/サイド、4枚/3枚どちらも対応出来る選手が多い。これは本大会に向けて対戦国の目を眩ますという点でも効果的。
- セットプレー
今回FKは別としてCKは単純に蹴ることが多かったが、本大会は何か仕込むと予想。同時期に欧州行ってたU21はイタリア戦でかなりデザインされたCKから点取ってるし、A代表にもセットプレーコーチが既に入ってるので協会がこの点を軽視しているとは思えない。
- メンバー予想
てなことを踏まえつつメンバーを予想する。前回同様太字は確実と思う選手、+の後は候補で可能性が高いと思う順。
GK:権田、シュミット、川島+谷、大迫
谷はE1日韓戦で代表デビュー戦ながら落ち着いたプレーを見せて今回選ばれたので、これは本大会あるかなと思ったのだが、この2試合でシュミットが確実になった感。エクアドル戦の無失点、PKストップもポイント高かったとは思うが、アメリカ戦で正GKが負傷で試合中に交代という状況にも落ち着いて対応出来たのも大きかったのではないかと(相手も枠内シュートゼロという状況ではあったが)。サブGKとして求められる動きに完璧に対応したというか。個人的にチュニジア戦で食らったミドルがまだ頭に残ってるんだが、ベルギーで成長してるのも事実で。
CB:吉田、冨安、板倉、谷口+瀬古
ここは板倉が間に合うと仮定して。瀬古は今回2試合ともベンチ外で、将来に向けた招集という意味合いが強かったのかなと。エクアドル戦で谷口とCBを組んだのは伊藤だったので、板倉が間に合わない場合でもこの選手で対応するのだろう。
SB:酒井、中山、伊藤、長友、山根+菅原
本大会エントリーは26名と決まったようだし、CBに関連してSBは5枠と予想。上で書いたように伊藤はCB(4バック中央、左、3バック左)に、長友は左右SBに対応可能なバックアップで、山根はエクアドル戦の様なサブ組主体時の右SBと攻撃をテコ入れしたい時のカードとして考えているのではないかと。一応候補としてクラブで好調な菅原を挙げたが、恐らく6月に山根の役割を試したかったであろう中で負傷離脱してしまったのは痛かった。
MF:遠藤、守田、鎌田、田中、原口、柴崎+旗手
ここに来て一気に鎌田の存在感が増しており、かねてより私が提唱してきた、日本サッカーに10年に1人現れるキングの継承者(1966年度生まれカズ→76年度中田英寿→86年度本田圭佑→96年度??)はこの人だったかと答え合わせの時期が来た。スパイクがadid○sではないのも条件を満たしている笑
鎌田の台頭で田中碧の出番が減りそうではあるが3センターをオプションとして持つ以上メンバー入りは堅い。またこの2試合で原口、柴崎への信頼感は依然として大きいなと。原口はアメリカ戦、柴崎も6月のブラジル戦というガチ面子を出した試合で終盤に途中出場したのはその表れ。サブ組主体の構成ではスタメンとして計算できるという点でも恐らく選ばれるはず。
という中で旗手はこの2試合ベンチ外、出番無しという結果となり、ちょっと厳しいか。思うに森保氏は3センターならより守備で計算できる堅いメンバー、トップ下を置くなら得点、アシストを量産出来る人を軸に考えているように思うが、そのどちらにもハマらないんだよな。リードした状況で試合を締める、サブ組中心時のスタメンとして力を発揮するという役割はより経験豊富な原口、柴崎が担っており、今のチームには使い所が無いというのが正直な所ではないかと。
個人的には藤田譲瑠チマのサプライズ選出を最後まで期待したいが、今回はU21ということで厳しいか。
WG/2列目:伊東、三笘+堂安、久保、相馬、南野
攻撃陣は確定と呼べる選手が少ない。サイドは↑の2人は確実と思うが、後はCFとの兼ね合いもあって流動的。堂安、久保はクラブで好調で、今回も攻撃だけでなく守備面での奮闘、上手さがこれまでになく感じられて可能性高いかなと思うが、南野は実は当落線上ではないかな。クラブであまり結果が出ておらず、代表でも元々3トップ時には左であまり機能して無かった中でトップ下には鎌田が台頭してポジションが無くなりつつあるようにも。これまで背番号10背負ってきた中心選手にそれが起こり得るのかという話だが、2002年に前例があるしな。
むしろオプションとして相馬の可能性も結構ある気がする。三笘とポジション重なるというのはあるが、得てしてこういう国際大会メンバーには10年の矢野貴章(高さ)、14年の齋藤学(ドリブル)然り、一芸持った選手がサプライズで呼ばれたりするものだし。
CF:前田、大迫+上田、古橋、浅野、町野
もう前田は確実だな。あのスピードとチェイシングはそれだけで強烈な武器。という中でその他の候補が一長一短という。古橋は代表だとあまり機能せず、上田もエクアドル戦は悪くは無かったが代表では10試合で未だノーゴール。町野もアメリカ戦はあのレベルでどれだけ出来るかのテストだったと思うが、厳しい出来だった。
という中でいつの間にか負傷から復帰していた大迫は前田とは違う武器を持ったアタッカーとしてありそう。
ここまで太字の選手は22名。中盤から後ろは埋まり、残りは前線で4枠。その中では堂安、久保は濃厚で、後は南野と相馬、古橋と上田からそれぞれ1名ずつではないかと思う。サプライズ色強めに相馬と古橋と予想。上田はエクアドル戦で前線で体張ってキープしてた場面が印象に残っているが、恐らくその役割は大迫となるのではと。