J1第2節 横浜M×浦和(日産)

 ホーム開幕戦ということで新横浜へ。日程を見ると次の日産開催は3/18の鹿島戦で、丁度相鉄東急直通線の開業日と重なっている。つまり菊名乗り換えで向かうのも今日が最後かもしれないということで記念に一枚。

菊名駅東急改札

 思えば菊名が新しい駅舎になって約5年だが、旧駅舎の記憶はまだ残っている。旧駅舎時代は横浜線ホーム端に下り階段が1つあるのみで、朝のラッシュや日産、横アリでのイベント開催前は東急→JRの導線が入場規制掛かるほど混雑したものだが、浜線沿線民(主に中山~大口間。十日市場以西は田園都市線を利用していると思うし、東神奈川からだと横浜や品川乗り換えのはず)が渋谷に行くのに利用したこの駅の役割も相鉄直通線開通と共に変わるのかな。ただ新横に東急が直通と言ってもJRからの乗換は菊名より時間が掛かりそうなので、通勤は菊名経由という人が多いかもしれない。
 などと思いつつ12時過ぎには新横に着いて駅ビルで昼食を摂って13時過ぎに現地着。開始前に2階コンコースから外を眺めていると南北両方面で幾つか建設中の高層ビルが見えた。方角からして恐らく羽沢横浜国大駅と新綱島駅という直通線の駅前で建設中のタワマンだろうな。

羽沢横浜国大駅前のタワマン?
綱島駅前のタワマン?(写真右)

 こんな感じで時間を潰して試合へ。

  • 試合
選手入場時

 開幕節を見た限りでは浦和はまだチームが出来ていない印象だったので、今日は押し込みつつ前半から確実に点を取っておきたいなと思っていたが、開始からマリノスがボール支配しつつも浦和が良い形でボールを奪ってマリノスゴール近くまでボールを運ぶシーンが幾つか。開幕戦の印象通りリンセン、モーベルグはユンカーほどの恐さは感じないが、周りと連動して嫌なゾーンに入ってくる。東京戦ではこういった組織的な動きはあまり見られなかったのだがその時とは少し違うなと。
 という中で前半半ば頃にマリノスがボールを左右に大きく展開して先制。このシーンはさすがというか、チームとして体で覚えた展開、パターンだったな。左右に展開する中で相手DFはマークし切れず中央にボールを送った時にはフリーの選手が現れる。これで落ち着いて前半の内に追加点取れれば去年の33節の様な展開もあるかなと思ったのだが、ここからハーフタイム挟んで後半半ばまで浦和に攻撃を形作られる場面が目立った。前節あまりこういったシーンは見られず、スコルジャはちょっとJに適応出来ない欧州人監督なのではと書いたが、1試合で判断出来ないということだな。全く見る目が無い。マリノスは中盤でボールを奪えず自陣で浦和に前を向いてボールを持たれてしまい、前半10分頃だったか、中央からのスルーパスからモーベルグに抜け出されてオビと1対1というシーンも有った。川崎戦もそうだったが、去年との違いはこの辺りで、相手にボールを奪われてもすぐ回収する速さ、自陣ゴール前に近付けさせないほど相手陣内に押し込む力が感じられない。シーズン序盤なので今は敢えて抑えているのならば、それで2戦2勝なのは効率が良いとも言えるが、去年はあまりこういったシーンは見られなかった。
 浦和の時間が続いた後、後半半ば頃からは徐々にマリノスも落ち着いて試合をコントロール出来ていたと思う。結果的にはここで追い付かれなかったのが大きかったな。終盤にはマルコスのヒールパスで抜け出した西村→ヤン・マテウスと繋いでゴール。試合をほぼ決定付けた。先制点然り、今は守備とこの辺の強かさで点を取れているのが大きい。ただあくまで去年までの成功体験という貯金で勝っているようなもので、スタメンも去年まで在籍している選手で上積みが無いので、2点目を決めたマテウス(去年途中加入)、途中出場した今季加入の上島、井上の様な選手がもっとスタメンに絡んで欲しいところ。

 今日の観衆は約34000。レッズサポも多く来ていた(少なくとも1万弱)中で、開幕節の味スタ(約38000)よりも少ない。正直、去年優勝して開幕戦に勝ってもこれかと思ってしまうな。SNSだけ見ればマリノスは意欲的で先進的な取組みを行う模範クラブの様な印象だが、(インフルエンサーと呼ばれる人達含め)意識高い人達の玩具になってはいないかとも思う。
 スタジアムに着いた頃は暑いほどだったが、試合後は風も強くかなり冷え込んだ。小雨も降り出し、最寄駅に着くと雪まで舞っていた。次節はもう3月だが金曜夜の三ツ沢か。これも結構冷えそう。