J3第11節 金沢×岐阜(ゴースタ)

  • 旅行2日目

 2日目は朝から新幹線で北陸に向かう。7時台と早かったが長野駅構内は何軒か店が開いており、改札近くにある立ち食い蕎麦屋で朝食。

天たま蕎麦

やはり長野に来たからには蕎麦は食べとかないと。

  • 高岡へ

 朝食後、新幹線でまずは富山の高岡に向かう。金沢は過去何度も訪れていて、兼六園金沢城、近江町市場も複数回行ってるんでわざわざ今回行く必要は無いかなと。という中で地図を眺めていて高岡が目に留まった。ここは以前氷見に行った時に経由したくらいだったが、大仏や城が駅から近く、午前中だけ寄るには丁度良さ気で。富山で新幹線から在来線に乗り換えて到着。
 まずは駅から徒歩5~6分の場所にある高岡大仏に詣でる。

高岡大仏

 続いてそこからまた5分ほど歩いて高岡城址へ。

高岡城

前田利長による築城だが一国一城令で数年で破却されたという。本丸跡地の広場の片隅には利長の騎馬像もある。二重の堀に囲まれ、晴天なのもあって堀の水と緑が映えていた。敷地内には越中国一の宮である射水神社もあり、ここも参拝。

射水神社

 再び高岡駅に戻ると丁度新高岡駅に向かうバスが出るところだったので乗車し、11時前の新幹線で金沢に向かう。乗車時間15分ほど。金沢に着く直前には今日の目的地も見えた。

新幹線より望むゴースタ
  • スタジアムへ

 着くと金沢駅はかなりの人出で、長野や高岡はそんなでも無かったのでそのギャップに驚いた。海外からの観光客も多く、アジアから欧米まで幅広い。観光地として一定の知名度があるのだろうか。こういう時はコインロッカー探しに苦労するもので、実際臨時の手荷物預かり所も開設されていたが、観光案内所の人に教えてもらった場所が空いていてここで身軽になる。駅のレストランも混み始めていたが、まだ12時前だったのが幸いしてすぐに入れた店で能登牛のステーキ丼をば。ちなみに食後に駅構内を歩いていると、昨日長野で観たチームの監督が目の前に現れてビビった。あの体格や風貌からして絶対そうだと思うんだよな・・。日程を見るとこのチームは次節岐阜と対戦するのでその視察だろうか。
 スタジアムにへは駅西口からのシャトルバスで向かう。無料。前に並んでいた客同士の会話が聞こえてきたのだが、新スタジアム目当てで来たようで、皆同じ事考えるんだなと笑。10分ほど乗ってついに到着。

金沢ゴーゴーカレースタジアム外観

メインゲートはホームゴール裏付近に設置されており、そこからメイン、バックのスタンドに流れる動線

ホームゴール裏よりメインスタンドを望む

両ゴール裏はホーム側は全席スタンディング、アウェイ側はいわぎんスタジアムぽさもあるシンプルな形。一方でメイン、バックは2層かつ背もたれ、カップホルダーが付いている。また前日の長野もそうだったが、今のスタジアムは屋根が前方までカバーされている。

屋根(バックスタンド)

実際は前の方は雨が吹き込んで来るとは思うが、これまでの様なお飾りの屋根に比べたら格段の差。
 今日の席はバクスタ上層階の自由席で、中央ややアウェイ寄りに座ったのだが、岐阜サポも結構来ていてゴール裏だけでなくバクスタアウェイ側もかなりの割合を占めていた。調べたら岐阜駅から金沢駅まで特急+新幹線で2時間半くらいか。

アウェイゴール

遠地まで行くのはある程度観戦慣れしている人達だと思うが、年齢層も幅広く、各地、各カテゴリでこうやってファンの裾野が広がっているんだなと実感する。

  • 試合
選手入場時

 10節時点では岐阜が5位、金沢が8位。序盤は金沢がボールを支配して攻め込む場面多かったが、監督は伊藤彰氏なのか。いかにもこの人らしいパスとランを組み合わせたサッカーだったが、シュートがパンチ不足というか、良い形で攻めながらシュートが枠外だったり力強さに欠けてGKを脅かすほどのシーンはそれほど無くちょっと勿体なかった。メンバーを見るとDF畑尾、MF石原などJ1経験もある選手が何人かいたが、右サイドの小島雅也が金沢にいる事を知る。この選手は東京五輪世代だが、リオ五輪時にトレーニングパートナーとして帯同した四名の一人。他は冨安健洋、小川航基、渡辺皓太で、当時協会から次の五輪で主力となる事を期待された面々だったと思うが、その後東京五輪代表が始動した頃にはクラブでもレギュラーを掴み切れず代表からも遠ざかってしまっていた。経歴を見ると群馬で試合に出る様になって立場を築いた様だ。
 岐阜は前半は押され気味でカウンターがメインだったが、シュート自体は枠内に行く事が多く、後半は押し返すようになってサイドからのクロスでチャンスを作り出していた。このチームにも青木という経験豊富な選手がいるが、この選手や金沢の畑尾、大山と元大宮の選手が多いな。伊藤監督も元大宮のユース監督だから大山などはその縁だろうか。
 終盤はかなり岐阜が押していたが、攻撃がシンプル過ぎるというか、クロス、ロングシュートが目立ってあと一工夫あればと思う場面が何度か。ちなみに監督の上野氏を見ると何故かいつも韓国の申台龍(現インドネシア代表監督)を思い出してしまう。このまま試合は0-0で終了。この土日に開催されたJ1~J3の30試合中スコアレスドローは僅か2試合だったが、それを引き当てた形。

  • 試合後

 試合後は近くにある回転寿司屋へ。

寿司食いねぇ!高柳店

金沢に来たからには海鮮物を食べたかったが、金沢駅や近江町市場はどこも混んでいるだろうしな・・・と思っているとスタジアムから歩いて10分も掛からない場所に店があるのを知った。行ってみるとまだ16時台なのもあってか空いていて、大正解。ここで早めの夕食。大トロ、ノドグロなど普段あまり食べないネタを中心にしたので多少値は張ったがまぁこれも旅の楽しみの一つ。
 この店は東金沢駅からも徒歩10分程度なので、帰りは電車で一駅先の金沢駅まで戻り、ホテルにチェックイン。結局この日も1万歩以上歩いた。