天皇杯3回戦 横浜M×沼津(三ツ沢)


 今日の午後は品川近くまで外出し、そこから直帰の予定だったので、夕方に仕事を終えると東海道線でそのまま横浜へ向かった。当日思い立っての三ツ沢行、かつ到着が試合開始まで30分を切っていたのもあって当日券はメインのSA席を購入。このメインスタンド上段からはランドマークを始めとするみなとみらいのビル群がよく見渡せて、かつ高台故に風も通るので好きな場所。一人観戦だったのでのんびり観ようとアウェイ側に行ったのだが、意外と沼津サポが多かった。数十人の集団もいたのでスポンサー絡みの応援もあったかもしれないが、それ以外にも会社帰りの2人、3人連れも多く、今季J3昇格したチームとしては結構な規模だったと思う。沼津など静岡東部は内田篤人小野伸二高原直泰の出身地でもあるだけにサッカー熱が高いという土地柄もあるのだろうか?それにしても静岡県だけでJチームが4つか(清水、磐田、藤枝、沼津)。神奈川も全国最多のJチーム数だが(横浜M、川崎、湘南、横浜FC、YSCC、相模原の6チーム)、人口比を考えると(神奈川県916.2万人、静岡県367.5万人)、静岡の方がより“密度”が濃い。そうそう自分が座った辺りにはベンチ入りを外れた沼津の選手やスタッフなど関係者が何人かいたのだが、その中に某局のアナウンサーもいた。最近はあまりその実況を聞かず、この人の実況スタイル自体賛否両論ある人だが、自分が中学、高校時代からその声を聴いている人でサッカー好きなのは伝わってくるので好きなアナウンサーの一人。 

 試合は序盤からマリノスが強さ、速さで違いを見せて沼津を押し込み、10分過ぎには早くも先制。喜田のシュートが沼津の選手に当たって?コースが変わり、GKが捕り切れずゴールイン。この選手はこれまでプロで決めた唯一の公式戦ゴール(去年のアウェイ磐田戦)もこんな感じだった。中盤のファイター、かつ頭の良い選手なので将来のキャプテン候補なんじゃないかと思っているのだが、最近リーグ戦で出番が無いのはやはり攻撃面で扇原、中町に見劣りする点が大きいのだろうな。
 先制された後、沼津はようやく場慣れしてきたのか徐々に攻撃で良い形を作り出すようになった。今季J3加盟という以外に選手も成績も殆ど知らなかったのだが、ここまでJ3最多の37ゴール(2位秋田が29ゴール)という攻撃力のあるチームだった。またスタメンに伊東輝悦がいたのにも驚いた。来月で43歳か・・・。カズが圧倒的すぎて目立たないが、アトランタ五輪世代がまだ現役というのも(他に川口がいる)とんでもないこと。この選手も小柄なボランチだが、トルシエ時代は右ハーフもこなしたり、器用な選手だった。喜田がこの先マリノスでレギュラー、そしてその先を狙うにはやはり攻守両面で存在感を出す必要があるということか。
 そういう試合展開の中で追加点を上げたのはマリノスで、前半の内に齋藤学が2ゴール。これでようやく今季公式戦で決めたことになるが。どちらも綺麗な形ではなかったが、スピード、フィジカルといった個人の力で決めたゴール。思えばここ最近のマリノスは前半0-0ばかりで前半にゴール、それも3点取ったのは何時ぶりだろうか(笑)

 後半は一進一退の流れで、お互い1点取れば試合を決められるor望みを繋ぐ、という展開だったがゴールは決まらず時間が過ぎていった。そんな中で後半35分頃に沼津が1点返す。この時間はマリノスゴール前に近付くシーンが結構あっただけにすぐ2点目を取ったら分からないなと思っていると、その数分後に沼津DFのGKへのパスを奪ったウーゴが無人のゴールに流し込んで4-1とし、試合をほぼ決定付けた。ウーゴはこれで公式戦10点目(リーグ6、ルヴァン3、天皇杯1)。マリノスの外国人で公式戦二桁ゴールを決めたのは2年前のアデミウソン以来。アデミはシーズン通して10点(リーグ8、天皇杯2)だったがウーゴはまだシーズンを半分近く残している。この先もこのペースで決めていけば、チームの結果も付いてくるはず。
 試合は残り少なかったが沼津は諦めずに攻め続けていた。そしてアディショナルタイムにCKから2点目。沼津はこの試合結構CKの機会があったのだが、特に(沼津から見て)左サイドコーナーからマリノスゴールに巻くキックは速く鋭く曲がるボールだったのでゴールの匂いがした。終了間際にようやくそれが実った形。それにしてもいいキックだった。

 試合はこのまま4-2でマリノス勝利。今年の天皇杯は10月までにベスト4が出揃い、12/23に準決勝、元日決勝という流れ。つまり去年までの様に12月下旬に準々決勝、準決勝を消化する過密スケジュールでは無くなった訳だ。12/29の準決勝は仕事納め後の試合で年の瀬を感じる瞬間でもあったので多少寂しさはあるが、選手のコンディションを考えたら今回の変更がベターなのだろう。
 試合前は終了直前にスタジアムを出てバスに乗るつもりが、終盤に結構盛り上がって出るタイミングを逃してしまい、いつものように横浜駅まで歩いた。

J1第18節 横浜M×広島(日産)


 まだ梅雨の最中だが今日は朝から蒸し暑かった。今日というか7月に入ってから急にこんな天候だが。今日の相手、広島は16位だが、先日等々力で観たようにGKから中盤までの繋ぎはこれまでと変わらない水準だし、数日前に森保氏が辞任したのもあってかなりの決意で試合に臨んで来るはずなので順位通りの内容、結果にはならないだろうとは思った。
 試合はここ最近のマリノスと変わらず、前半は何となく時間が過ぎたまま0-0で折り返す展開。今日はマルティノスが代表で不在の為バブンスキーがサイドに入ったが、チームの中で自分の場所を見付けるのに苦戦していた印象。ボールに触れてもゴールから遠い位置が多く、あまり相手にとって脅威では無かった。逆に齋藤はいつも以上に突破への意識があり、自分でシュートまで持ち込むプレーがこれまでより多かった。一方の広島もこれまで通りの試合展開で、サイドまでは上手くボールが繋がるのだが、そこから先が続かない。今日はミキッチが不在で左の柏が目立ち、おそらく10本近くクロスを上げたはずだがそこからゴールに繋がる匂いは無かった。
 後半はややオープンな展開になったものの、お互い決定機と呼べるほどのシーンは無かった中で、終盤に途中出場の前田がゴール。齋藤の縦パスを中央で受けてトラップは浮いたが上手く頭で押し込んだ形。残り15分を切っていたし、このまま1-0逃げ切りかなと思っていたら、もう少しでアディショナルタイムという時間帯にアンデルソン・ロペスが決めて同点。広島がサイドから揺さぶって中澤が中央でクリアした(当たっただけ?)ボールが丁度中央にいたアンデルソン・ロペスの前に転がってそれを上手く決めた。このまま試合終了。
 まぁここ最近は内容はともかく守備とカウンターで結果を出してきた訳だが、それでずっと勝ち続けられるほどリーグ戦は甘くない。勝っている間は見えてなかった(見ようとしなかった)問題がこういう試合では露わになる。つまりは攻撃が単発、かつ個人技頼みという点で、今日の試合で言うなら前線の数名の個人技に頼るという点でマリノスは広島とよく似た問題を抱えているようにも。マルティノス不在故か齋藤はいつも以上にシュートに持ち込むプレーが多かったがノーゴール。過去のシーズンそうだったように、おそらくシーズン中1~2度は相手をドリブルで抜き去って決めるゴラッソが観られるとは思うがゴラッソも押し込むだけの簡単なシュートも同じ1点である以上、ゴールの量に拘って欲しいところだ。メッシやロッベンみたくドリブルゴールをシーズン二桁コンスタントに取れるアタッカーならまだしも、そうでは無いのだから。

 ハーフタイムには誕生日の近い観戦仲間と合同で祝って貰った。前に座っていた人に写真をお願いして、見た感じ自分より何歳か年下かなと思いきや2つ上なのには驚かされたが。この人を含む前にいた集団はノリのいい人たちだったが、座っている場所的にも(年チケ組が多いはず)今後も前後左右で隣り合う試合が幾つかありそう。

J1第17節 大宮×横浜M(NACK5)

barcaw2017-07-01
 今日から7月。今月は全て土曜19時開始なので先月に比べて心置きなく観戦出来る(笑)ただ天気は芳しくなく、数日前までの曇り予報が前日には傘マークが付くようになり、ポンチョ持参で外出。
 夜の試合まで時間があるので昼間は千駄ヶ谷の新国立の建設現場に行ってみた。隣の東京体育館からよく見えるのだが、既に基礎部分が出来上がりつつある。

 ただ竣工はまだ先で3年後。このスタジアムが出来た後は、サッカーではどういう運用になるのだろうか。天皇杯ルヴァン杯のカップ戦決勝はここだろうけど代表戦、特に予選など公式戦はどうなるのか?五輪時は収容約68,000とのことだが、これだと埼スタ(約63,000)や日産(約67,000)とあまり変わらず、専スタ(観やすさ)を優先すればこれまで通り埼スタかな。ただ交通の利便性は埼スタは勿論日産に比べても圧倒的に優位なのでそこをどう判断するか。平日夜開催がデフォルトの代表戦でこの立地ならかなり有り難いが・・。何れにせよ例えトラック付であれ楽しみだな。旧国立については自分の観戦歴の重要な一部でこそあれ、そこまで回顧趣味に傾倒するつもりは無いのが正直なところ。メインの一部以外屋根が無かったので雨に降られて難儀した試合も多々あったし、調理設備も整っていなかったのでスタグルと言えばカップ麺や焼きそば、スナック類がせいぜいだった。まぁ強いて言えば屋根が無いので晴れた日のカップ戦決勝後は日が傾いて夕陽が差し込み、試合の余韻に浸るには良い雰囲気になったのだが、それを差し引いても新しいスタジアムに期待する面が大きい。五輪後は球技専用に改築してくれれば言うことなし。

 建設現場を観た後は近くのホープ軒に行った。

ここは旧国立代々木門の近くにあるラーメン屋で、先ほど述べた雨の試合時には開門前や試合後に重宝した。特別美味いって訳でも無いのだが、雨に打たれて冷え切った身体にはスープが胃に染み渡る。そういや03年5月の日韓戦(安貞桓に決められて負けた試合)は朝から大雨で、開門前に並んでいたものの仲間が全然来ないので頭にきていっそ帰ろうかとすら思っていたのだが、ようやく何人か来た後にここに行き、ラーメンをすすったら大分心が落ち着いたのはよく覚えてる。国立の建て替えで前ほど客はいないかと思っていたが、人通りは多くて客も多かった。皆乃○坂46のグッズを持っており、聞こえてきた会話から神宮球場で握手会があるようだった。千駄ヶ谷から神宮は結構距離があり、自分なら外苑前から行くが、皆普通に千駄ヶ谷から歩くのかと意外な発見?だった。ホープ軒では1階の立ち食い席にてラーメンを食べ、その後は千駄ヶ谷から新宿経由で大宮へ。

 大宮に着いたのは17時過ぎと試合にはまだ時間があったので、徒歩で氷川神社に向かった。ランニングアプリで距離を測ってみると大宮駅前から氷川神社の本殿まで凡そ1.3km。NACK5スタジアムまでは更に200〜300mあるとは言え、新横浜駅から日産スタジアムまでとそう変わらない。

 この社は公式HPによるとかつてはすぐ傍まで見沼と呼ばれる湖沼が広がっていたとの事だが、鹿島神宮然りで古代から続く社は不思議と水との関わりが大きい。縄文時代は今よりも海水面が高く、現在の内陸部にまで海が広がっていたようだが、この氷川神社鹿島神宮はその当時から陸地で、当時の海辺に位置する。今のような神社の形態が出来る以前から何かを祀る祠のようなものがあって、それが今に至る、なんて想像してみるのも面白い。
 参拝を終え、ようやくスタジアムに到着。

■試合
 ここに来るのは4年ぶり。雨も降らず、試合前には雲が晴れて夕陽が射すほどだった。規模は三ツ沢と同じだが、ゴールとスタンドの間が三ツ沢より狭く、バクスタも狭い分ピッチとの距離が近く感じられる。お陰で試合前の練習もよく見えたのだが、中でも中澤の両膝のテーピングが目に入ってきた。チーム全員でのストレッチも別メニューだったし、相当ギリギリの所でプレーしているのだと思う。それでフル出場を続けて結果(3試合連続無失点中)も出しているのだから改めてこのCBを生で観ることの出来る価値を感じた次第。
 試合は前半は一進一退でこれは前節の神戸戦、14節の川崎戦とほぼ同じ。まぁ最近は前半0−0、後半勝負で結果を出しているのでこれで御の字ではあった。大宮は右SB奥井のアグレッシブさは印象に残っているが、前線はシュートに消極的だった。横谷、茨田のパスセンスは目に付いたがこのサッカーで誰が最後仕上げるのか(点を取るのか)というのは曖昧だったな。その候補の一人は大前なのだろうが、中盤か前線かどっちつかずの微妙なポジショニングであまり存在感が無かった。江坂も献身的な守備など良い選手とは思うが、年間10点取れれば大成功という選手であって、この点の問題を解消しない限り(この試合前まで公式戦3連勝とは言え)大宮は厳しいようにも。
 後半も前半の流れのままの展開だったのだが、後半14分にカウンターから最後はマルティノスが決めてマリノスが先制。ここ最近当たり前のように後半のカウンターが決まるが、そこに至る個人の能力、チームとしての意識の共有も重要な要素。好調なチームというのは悪い流れでもいつかはチャンスが来ると全員信じているものだが、今のマリノスがまさにそんな感じ。
 そして後半23分には山中がミドルを決めて2−0。丁度目の前にいたのだが、カウンターの場面で左サイドを駆け上がり、前線にクロスだと思っていたのが意表を突くシュートだった。サブの時はハーフタイムのシュート練習で強烈なのを決めていたが、ついに公式戦で決めた。これでかなり勝利に近付いたなと思ったのだが、その後セットプレーから大宮が1点返し、その後も押し込んだものの最後マリノスの守備が勝って2−1で勝利

 帰りは北大宮駅まで歩き、大宮から上野東京ライングリーン車で帰宅。そう言えば前回来た時はまだこの路線の開通前だった。日立台からの帰りもそうだったが、上野で乗り換えるのとそのまま新橋、品川方面まで直通するのとでは大分違う。次は行きでもこの路線を使おうか。

J1第16節 横浜M×神戸(日産)

barcaw2017-06-25
 今月のマリノスのリーグ戦は全て日曜開催。14〜16時開始ならまだしも夕方以降の試合になると翌日を考えてしまい、また今は梅雨時なので雨が降れば外出には腰が重くなる。先週のFC東京戦がまさにそうで、味スタでのこのカードに行かなかったのは東京がJ2だった11年以来。その前も05〜10年と毎年行っていたのだが。

 それはともかく今節だが、今日もあまり宜しくない天候ではあったが雨雲の塊は南に逸れたようで傘要らずで済んだ。マリノスは清水戦からリーグ戦3連勝中。一方の神戸はリーグ戦では序盤好調だったがその後は勝ったり負けたりを繰り返してやや停滞している。今日の神戸のスタメンを見て、4月にマリノスルヴァン杯で対戦した時のメンバーが多いなと思ったのだが(6名同じ)、あのルヴァン杯は直前のリーグ戦から9名入れ替えた控え中心の布陣だったのを考えれば、つまりは序盤の好調時のメンバーと今日とではメンバーが大きく変わったということ。それでもネルシーニョなら相手の嫌なところを的確に突いてくるだろうとは思った。
 試合展開は前半はほぼ互角だった。マリノスはカウンターや個人の突破でチャンスを作るというのはこれまでと変わらず、神戸はボールを左右に振ってサイドから攻めていく。特にマリノスの左サイドは栗原負傷でスタメンに入ったパク・ジョンスと守備力があるとは言えない山中だったので、そこを突いてきた。特に印象的だったのは神戸の右SB藤谷で、先日のU20W杯でも最後はレギュラーを確保していたが、生で観ると想像以上にスピードのある選手だった。何度かマリノス陣内にオーバーラップしていたが、あのマルティノスの追走を受けてもそれを振り切ってクロスを上げるだけの速さがあった。この藤谷など神戸はサイドから何度かクロスを上げていたのだが、そこの精度を欠いてゴールには至らず。観ている方も予想が付くような練習通りのサイド→中央折り返しという形は少し単調で、中央を固めるマリノスの守備相手ならもう少し中の動きを工夫するとか、サイドに振ると見せかけて中央からミドルとか、裏をかく動きが必要。
 後半は開始早々にマリノスが先制した。山中がサイドライン際からグラウンダーで折り返して中町が合わせた形。神戸に必要だったのはこういう動きだったな。マリノスは先制さえすれば相手は前掛かりになって、カウンターの威力が増すのだが、今日も何度か決定機を作り出した。だが、何度かあった1対1を神戸のGKキム・スンギュが止めて追加点を奪えない。仕事柄Jの試合を自分以上に観ている友人が「(Jの韓国人GKの中でも)この選手は別格」と言っていたが、それが良く分かるプレー内容だった。とにかく1対1になっても無闇に動かないんだな。足は止めていても体が大きく揺れて相手に逆を突かれるGKもいる中でゴールに蓋をするように動かないので結局相手はシュートを“打たされる”形になる。相手に飛び込む時もしっかりボールに触れるので倒してPKにはさせないし、反応力、判断力を含めた総合力ではリーグトップレベルだと思う。後半半ば過ぎにウーゴに追加点を許したのだが、これも一度1対1を防ぎ、そのこぼれがウーゴに当たってそのまま入ったもの。
 こうして2−0でマリノス勝利し、リーグ戦4連勝と。やはり守備が安定しているというのが大きいな。一方で齋藤は今日もノーゴールに終わり、未だ公式戦でのゴールが無い状況なのだが、去年ゴールを量産していた時を思い出すと、ドリブルから自分で持ち込むパターンよりもエリア内に飛び込んでワンタッチで合わせるパターンの方が多かったし、そういうパターンがあったからこその二桁ゴールだったと思う。今はサイドに張る事が多く中に入るシーンからして少ない。それが監督の指示なのかもしれないし、もしかしたら“自分がチャンスメイクしなければ”という責任感故からなのかもしれない。そういう意味では10番&キャプテンを背負った(背負わされた)デメリットが大きく出てしまっているように思うが・・・。この選手が他の選手にパスを出すだけで無く“自分にパス、クロスを通せ”と言えるくらいのプレーの方が個人にとってもチームにとってもメリットは大きいように思う。

 これで今月のリーグ戦は終わり。来週は4年ぶりのNACK5なので雨が降らないのを祈るばかり。

J1第15節 川崎×広島(等々力)

barcaw2017-06-17
 たった1週空くだけで久々の観戦に思えてしまうのが不思議だが、今週は友人と等々力へ。ここは武蔵小杉からバスで行くと、降りてからスタジアムまでにフードコートがある導線になっていて自然と店を物色してしまう。18時過ぎに着いたので軽く何か腹に入れたいなとうどん入りの塩ちゃんこを食べたのだが、このメニューも完全に等々力の定番になってるよなぁ。このクラブはとかくイベントの企画力に注目が集まるが、それだけでなく好評を得たイベントを維持、発展させる力もまた強みでは無いかと思う。何事も継続させるのは立ち上げるのと同等以上に力の要る仕事。

 試合について。前半の川崎の内容は2週前のマリノス戦と似たようなものだった。引いた相手に対して狭いフィールドでのパス回しが続いて攻めあぐねる展開。ポゼッションは高いが広島GK林を脅かすシーンは無く、というかシュートそのものが少なかった。一方の広島は14節時点で16位、しかも塩谷が移籍という中での試合だったが、前半の決定機の数は川崎を上回る出来。今季のこのチームを生で観るのは初めてだったが、最終ラインからサイドへスムーズな展開はこれまでと変わらぬクオリティで、青山のパスも相変わらず正確だったし、ミキッチ、柏(前半途中に大島のシュートが直撃して途中交代)、清水らサイドアタッカー陣の突破力も変わりなかった。やはり“そこから先”か。フェリペ・シウバの個人技は面白かったが、1トップ+2シャドーがどうも連携しているようには見えなかった。このサッカーに合う1トップの選手は佐藤寿人や興梠といったポストプレーと裏抜けを兼ね備えるタイプなんだろうな。またスタメンをよく見ると林、千葉、水本、ミキッチ、青山、柴崎と過去タイトル獲得に貢献した選手達は軒並み30代になっており、後を継ぐはずだった塩谷、浅野といった中堅、若手達が移籍したのも(違約金収入による経済的メリットはあったが)戦力的には痛手。
 後半はオープンになって、互いに攻め合う展開が続いたのだが、そんな中で後半は中央から左サイドにシフトした阿部が低い弾道のミドルを決めて川崎が先制。この選手はエリア外からのミドルが上手いイメージがある。その後は広島も巻き返して、特に右サイドのミキッチは何度もフリーでクロスを上げたのだがゴールまであと一歩といったところ。丁度アウェイ寄りで観ていたので後半は広島がこちら側に攻めてくる構図だったのだが、誰もが危険と分かっているミキッチをあれだけフリーにさせる川崎守備陣はちょっとマズい。結果的に広島はノーゴールだったが、あわやというシーンは何度かあった。試合のラスト15分くらいは広島が押し込む展開で、シュートまで持ち込むシーンも幾つかあったのだが、それは川崎のGK鄭成龍がよく防いでゴールならず。一度皆川?のヘッドがバーを直撃し、その跳ね返りを広島の選手が押し込もうとした寸前で登里がダイビングヘッドでクリアしたシーンがあったが、この試合の隠れたファインプレーだった。登里はSBとして特に突出した武器は無いのだが、こういうプレーがあるからこそ起用されるんだろうな。SB版岡崎慎司のような存在。そのまま試合終了。

 広島は内容は決して悪くなかったが勝点は0。課題は分かっているが、その解決策が簡単で無い(佐藤寿人のようなFWはそう簡単に見付からない)以上、今いるメンバーでやりくりしつつ、フェリペ・シウバの爆発に賭けるしかないような気もする。しかし今日一緒に観た友人が言っていたが、このサッカーは最終ラインからではなくまずトップの選手の選定が重要なのだな。

イラク戦

後半からしか視れなかったが雑感。
・失点シーンは勿体無かったが、終盤も気温37度という条件でよく勝点1を取れたなと。視ていて思い出したが数年前真夏にサッカーした時は37.4度と横浜の史上最高気温を観測した日で(苦笑)、プレーしたのは午前中だったが、その時から既に全身の水分が蒸発して体内の機能が低下するような感覚に襲われた。レベルは全く違うし湿度の大小もあるが、過酷な条件で最後まで集中して最低限の結果を拾ったのはさすがだ。
・この組は日本、サウジ、豪州が抜ける形になってラスト2試合がまさにこの2カ国と直接対決なので次が決勝。前回はホーム豪州戦で引き分けて突破だったが今回は勝利を。豪州には予選で勝ったことが無いらしいが、ケイヒルらの世代が健在だった頃に比べて今は日本がやや優勢ながら詰めが甘い展開が多いので、今回はすっきり勝って欲しい。
・今回森重を外して昌子をレギュラーにしたのは驚いたが(いずれそうなるとは思っていたがそれは早くて予選後だと思っていた)、昌子はこれまで代表出場2試合とは言え招集されてベンチ入りした試合は結構あった。アギーレ時代にはアジアカップメンバーにも選ばれて長期の遠征も経験しているし、更にはクラブW杯、ACLにも出ているので国際試合には慣れているという判断だったんだろう。1対1で足が伸びてボールを奪えるのはこの選手の強み。
・原口は運動量とか守備への貢献度から外せないタレントだが、シュート精度がなぁ。予選中盤はゴールを量産していたが、パターンとして中央でクロスに飛び込んだり、ボールを受けてシュートする場面が多く、ドリブルで仕掛けてそのままというのはあまり無かった。アウェイの豪州戦くらいか。この選手の武器はドリブルなんで、それが点に繋がらないのは勿体無い。自分が決めるのでは無くてもアシストでチームの得点に繋がるようになればいいのだが。
・もう完全に大迫のポストプレーは不可欠になっているが、こうなるとこの選手以外にもう1人同じ事が出来る選手が欲しい。現状ポジションを争っているのは岡崎だが全くタイプは異なるので戦い方が変わってしまう。これは予想だが、長澤(G大阪)か杉本(C大阪)が近い将来呼ばれる気がする。2人ともマリノス戦で中澤、デゲネクといったCBを背負いながらボールキープしたりポストをこなしていたのが印象に残っているので。プレーの幅広さという点では杉本の方が可能性はありそうだが。

 先週は珍しく味スタ(東京スタジアム)開催の代表戦だったが行けなかった。以前あった2月、8月のAマッチデーは無くなったし、国内組だけで親善試合を組むことも無くなったので代表戦自体減少傾向にあり、公式戦がほぼ埼スタなので、親善試合は首都圏以外という傾向にもあるのでなかなかレアだったのだが、勤務地から飛田給はちょっと距離があってなかなか行きにくい。新国立が出来たらどうなるのだろうか。アクセス面を考慮して公式戦を埼スタから移すか、あくまで専スタ(見やすさ)を優先して埼スタ固定か、あるいは両スタジアム併用か。まぁあの立地は平日夜でも行きやすくはあるな。会社帰りに旧国立のバクスタ上段(聖火台辺り)で観戦してた頃が懐かしい。

清澄白川〜門前仲町

 最近金曜に飲む事が少なくなったせいか土曜はアルコールの無い爽快な気分で迎える事が多く(笑)、観戦が無くてもどこかに出掛けたい気分になる。まして天気が良ければ尚更に。先週に続いて今週も好天の予報だったので、今日は江東界隈に行くことにした。台東区墨田区の押上、浅草、両国辺りは何度も行っているが、その少し南のエリアは行ったことが無かったので。
 まず清澄白河で降りて清澄庭園に向かった。23区内の広い庭園が大抵そうであるようにここも旧大名屋敷かと思ったが、やはりそうだったらしい。ただ今のような立派な庭園となったのは明治以降で、あの三菱財閥岩崎弥太郎の手によるものだという。

余談だが、サッカー界では旧ソ連が崩壊した混乱期に台頭したオリガルヒ(新興財閥)がロシアリーグだけでなくチェルシーモナコのオーナー、筆頭株主になっているが、体制の大転換に戸惑う者が多い中でいち早く適応し、商才を発揮して(政権との癒着等、清濁併せ呑みながら)台頭していった様は、岩崎弥太郎ら明治期の財閥の創設者達と重なる。どちらも転換期(明治維新ソ連崩壊時)に20代半ば〜30代前半の年齢だった点も共通しているが、それ以上若ければ事を成すに必要な経験や手段を持たず、それ以上の年齢なら旧来の観念に縛られて動きが取れず、といった具合で自ずとこの年齢層に収斂されるのだろう。
 庭園の後は近くの深川江戸資料館に行き、その後は近くで深川めしでも食べようと思っていたのだが丁度昼時でどの店も行列が出来ていたので清澄白河を後にして門前仲町方面に向かった。ここにも店は色々あるようだったし、時間を潰してれば昼時のピークも過ぎるだろうと。歩いている途中にあったブルーボトルコーヒーに寄りつつ富岡八幡宮へ。

ここには横綱力士碑、大関碑などあって相撲に縁の深い神社のようだったが、江戸勧進相撲発祥の地ということで、つい昨日は稀勢の里横綱力士碑に名前を刻印する儀式もあったらしい。その他伊能忠敬にも縁があるようで銅像があった。現在本殿は工事中のようだったが、それにしても自分は寺社参拝でこういう工事に当たるな(苦笑)
 参道脇には深川めしの店があり、丁度空いていたので入れたのだが、深川飯は炊き込みご飯形式だけでなく、汁飯形態もあった。漁師料理として汁掛けが元祖のようだったし食べたことが無かったのでこちらを頼んだのだが、まさに白米に味噌汁を掛けた風味で、控えめに言って猫まんまと紙一重ではあった。
 昼食後はすぐ近くにある深川不動尊に行き、

 土産に煎餅を買って門前仲町から帰宅の途に就いた。都心からほど近い場所だが、人が多すぎず少なすぎず、落ち着いた街並みだった。