J1第18節 横浜M×広島(日産)


 まだ梅雨の最中だが今日は朝から蒸し暑かった。今日というか7月に入ってから急にこんな天候だが。今日の相手、広島は16位だが、先日等々力で観たようにGKから中盤までの繋ぎはこれまでと変わらない水準だし、数日前に森保氏が辞任したのもあってかなりの決意で試合に臨んで来るはずなので順位通りの内容、結果にはならないだろうとは思った。
 試合はここ最近のマリノスと変わらず、前半は何となく時間が過ぎたまま0-0で折り返す展開。今日はマルティノスが代表で不在の為バブンスキーがサイドに入ったが、チームの中で自分の場所を見付けるのに苦戦していた印象。ボールに触れてもゴールから遠い位置が多く、あまり相手にとって脅威では無かった。逆に齋藤はいつも以上に突破への意識があり、自分でシュートまで持ち込むプレーがこれまでより多かった。一方の広島もこれまで通りの試合展開で、サイドまでは上手くボールが繋がるのだが、そこから先が続かない。今日はミキッチが不在で左の柏が目立ち、おそらく10本近くクロスを上げたはずだがそこからゴールに繋がる匂いは無かった。
 後半はややオープンな展開になったものの、お互い決定機と呼べるほどのシーンは無かった中で、終盤に途中出場の前田がゴール。齋藤の縦パスを中央で受けてトラップは浮いたが上手く頭で押し込んだ形。残り15分を切っていたし、このまま1-0逃げ切りかなと思っていたら、もう少しでアディショナルタイムという時間帯にアンデルソン・ロペスが決めて同点。広島がサイドから揺さぶって中澤が中央でクリアした(当たっただけ?)ボールが丁度中央にいたアンデルソン・ロペスの前に転がってそれを上手く決めた。このまま試合終了。
 まぁここ最近は内容はともかく守備とカウンターで結果を出してきた訳だが、それでずっと勝ち続けられるほどリーグ戦は甘くない。勝っている間は見えてなかった(見ようとしなかった)問題がこういう試合では露わになる。つまりは攻撃が単発、かつ個人技頼みという点で、今日の試合で言うなら前線の数名の個人技に頼るという点でマリノスは広島とよく似た問題を抱えているようにも。マルティノス不在故か齋藤はいつも以上にシュートに持ち込むプレーが多かったがノーゴール。過去のシーズンそうだったように、おそらくシーズン中1~2度は相手をドリブルで抜き去って決めるゴラッソが観られるとは思うがゴラッソも押し込むだけの簡単なシュートも同じ1点である以上、ゴールの量に拘って欲しいところだ。メッシやロッベンみたくドリブルゴールをシーズン二桁コンスタントに取れるアタッカーならまだしも、そうでは無いのだから。

 ハーフタイムには誕生日の近い観戦仲間と合同で祝って貰った。前に座っていた人に写真をお願いして、見た感じ自分より何歳か年下かなと思いきや2つ上なのには驚かされたが。この人を含む前にいた集団はノリのいい人たちだったが、座っている場所的にも(年チケ組が多いはず)今後も前後左右で隣り合う試合が幾つかありそう。