ACL 準々決勝第2戦 川崎×セパハン(等々力)


 今日のセパハンの攻めは全く恐くなかったし、カウンターも殆ど脅威にはならなかった。それだけに相手が勝ち上がるにはこれしかないという方法(PK)に持ち込まれた時点で川崎にとっては痛恨だったな。谷口が外したシーンは明らかにGKが前に出ていたが、それ以外にもあのGKはあれこれ心理戦を仕掛けてたので、PK戦に限っては相手の作戦勝ちだった。今日は間違い無くあのGKがMan of The Matchと言うしかない。前半の中村ケンゴのサイドチェンジ→ジュニーニョ3人抜きシュートが決まってたら、間違いなく07’生観戦ベストゴール最有力候補だったんだが、あれを止めるか・・・。


 確かに前半決めてれば、というのもあるが、時間が経つにつれて消耗し、最後は完全に試合が停滞してしまったのは残念だった。明らかにジュニーニョの運動量が落ちていたので、ここで黒津を入れてジョホールバルでの岡野の如く掻き回してくれれば面白いな、と思ったら我那覇投入。その前に入った大橋もそうだったが、特に致命的なミスも無い代わりにプレーが無難過ぎて、膠着した展開に飲み込まれた感じだった。2人ともPKをしっかり決めたのはさすがだったが。


 これで川崎はナビスコに全力を挙げてくるだろう。(仮に今日勝ちあがってれば来月はほぼ毎週2試合の超強行軍になってた。代表組にはまさに殺人的日程。)準決勝の相手は今季2敗してるマリノスだが、このカードもまた今回のような激しい展開になるはず。さらに言えば2試合トータル0−0では終わらないだろうな。