神奈川県社会人サッカー選手権 2部昇格決定戦(マリノスタウン)


 今日勝てば昇格決定という事で先週に続いて再びMMへ。先週の反省を踏まえて上下に長袖インナー、スパッツを装備したら大分寒さが軽減された気がする。
 今日の相手は前の試合を7−0で終えていただけに、厳しい試合になるのかなと思っていたが、観てみると、確かに1つ1つの技術が正確で、特にミドルレンジのパスをしっかり通すのが脅威だった。平均年齢は向こうの方が上だろうし、体脂肪率も上だったはずだが、歳を取っても技術は錆びないというべきか。
 ポストにも救われて無失点で凌いでいたけど、正確に枠を捉えるミドルから前半2失点。特に2点目は、斜め45度から逆サイドネットに突き刺すデル・ピエロの様なゴールで、見事と言う他無い。そんな中でもセットプレーではゴールに近付き、前半終了間際に1点を返し、良い流れで後半を迎えられたのは大きかった。
 後半早々には再びミドルで2点差にされてしまうのだが、ここからセットプレーを軸に反撃し、後半半ばに立て続けに2ゴールで同点。2点目はCKから秋田か岩政のような叩き付けるヘッド、3点目は混戦から足を振りぬいて決めたまさに執念のゴールだった。相手もさすがに前半ほどの運動量が無く、逆転への予感が高まっていく。
 しかし、相手も前半程の鋭さは無いものの、正確なボールコントロールは失われず、膠着状態のままタイムアップで、PK戦へ。最終的にGKがキッカーに登場するまでもつれ込んだPK戦の末、惜しくもこの試合での昇格を逃した。
 まだ入替戦へのチャンスは残っており、今日の様な試合が出来れば十分可能性は有る。何よりもこれまで殆ど一方的な試合で勝ち上がってきた相手に3−3に持ち込んだのは大きな成果ではないかと思う。PK戦時はこれまで観たどのPKよりも緊張したが、観ているこちらがあれだけ緊張するのだから、実際に蹴る方はどれ程の重圧があるのだろうか。個人的にこのチームは2段飛ばしに駆け上がるという事は無い代わりに、1段1段着実に上がっていくという印象なのだが、今日の結果を元にまた1段上がって昇格を勝ち取って欲しい。