J1第33節 横浜M×新潟(日産)


 新潟は外国人トリオの依存度が高いのは変わらなかったが、出足の早さでボールを奪って速攻、という形が徹底されており、サッカーの質は明らかに去年より上がってた。今日も矢野に大島レベルの力があれば2−0で勝っていてもおかしくなかったし。

 今日はホーム最終戦なので、試合終了後には社長と監督の挨拶が行われた。こういう時は話す内容、出てくる単語1つで、日産からの単なる天下りなのか、クラブの発展の為に働く人物なのか大体分かる。抽象論で終わらせたり、型通りの挨拶で終わったらその人物はかなり怪しい。その意味で今日挨拶した人は、チームの1年間の推移(浮き沈み)を踏まえた上で来季に向けての意気込みを語り、“おっ”と思わせる語りだった。チームそのものの強化が大前提なのは当然として、その殆どは他クラブが既に実行している事だとしても、ホームゲームでのスタジアム周辺のアトラクションを増やす等色々企画してるし、その意気込みは伝わってくる。
 逆に監督の挨拶は言い訳じみて失笑ものだった。特に『日本人だけで戦ってある程度の結果を〜』の下りなんか、今日の相手に対する皮肉だったかもしれないが、別に意図してそうした訳でなく、獲った外国人がどれも中途半端だったりまるで使えなかったから結果的にそうなっただけだろ。今回に限らずこの人の試合後のコメントを読んでると、やってるサッカー同様、視野の狭さを感じる。

 セレモニー後には全選手、スタッフによる場内一周が行われたが、師匠の姿を久し振りに見た。来年どこ行くんだろうか。