さてW杯予選に向けて日本も代表メンバーが発表され、ザックがまた隙の無い選考をしてくれたりしてる訳だが(中村ケンゴ復帰と同時に原口を初選出というバランス感覚が絶妙すぎる)、それはまた後日という事で、意識をドイツ方面へ。
9月のEURO予選のメンバーが発表されたけど、ついにGKまで若い世代が台頭してきた。アドラーの怪我でハノーバーのツィーラーが選ばれたけど、この選手レギュラー取ったのが去年の後半戦からなんだよな。フルシーズン戦った経験の無いGKを選ぶ辺り、昔(監督がフォクツだった頃)と違うなーと感慨深いんだが、今回のツィーラー以外にもブンデスで正GK張ってる若い選手は何人もいるのでこのポジションはノイアーにもしもの事があろうと今後10年は安泰。
若手大豊作を記念して、ここでまた唐突に&戯れにロンドン五輪のドイツ代表(1989/1/1生以降)を選んでみたい。とは言いつつ欧州は先日のU-21EUROが五輪予選を兼ねていて上位3チーム(スペイン、スイス、ベラルーシ)の出場が既に決定している。だから“幻の”という形容詞付き。だからこそ、普通ならA代表定着で五輪には出ないであろう選手も入れた最強布陣を。枠は五輪本大会に合わせて18名。
GK:ツィーラー(ハノーバー)、テア・シュテゲン(ボルシアMG)
DF:バドシュトゥバー(バイエルン)、ライナルツ(レバークーゼン)、ラウシュ(ハノーバー)
ヴォルシャイト(ニュルンベルク)、オツィプカ(レバークーゼン)
MF:ゲッツェ(ドルトムント)、ギュンドアン(ドルトムント)、ロイス(ボルシアMG)
クロース(バイエルン)、ルディ(ホッフェンハイム)、ホルトビー(シャルケ)
S・ベンダー(ドルトムント)、L・ベンダー(レバークーゼン)
FW:T・ミュラー(バイエルン)、シュールレ(レバークーゼン)、ラゾッガ(ヘルタ・ベルリン)
最近気になるのがヘルタのラゾッガ。本名ピエール=ミシェル・ラゾッガと言ってフランスぽい名前だけど、昨季2部でゴール量産。ハイライト集を視た所ビエリの様なパワーと柔らかさを備えた正統派“9番”て感じで、ゴメス、クローゼに続く選手として期待したい。
てな感じでこれなら、やる気とコンディション調整さえ間違わなければメダル狙えるかな。半数以上がA代表召集経験が有り、ほぼ全員クラブでレギュラーor準レギュラークラス。U17とかの大会を見てて思うが、今のドイツはパワー・スピード・テクニックのバランスがいい。従来のフィジカルに加えて、トルコ系、バルカン半島出身者特有のボール扱いの巧さ、ブラックアフリカにルーツを持つ選手のパワー&スピードetc移民の子弟を上手く取り込んでいるが故だろうか。しかも育成システムの成果でルーツに関係なく全員基礎的な技術を備えているし。
フル代表もあと1年チームを熟成させれば、スペイン、オランダに勝てるかな。