J1第16節 磐田×横浜M(ヤマハ)


■静岡行
 3連休でも無い限り日曜に遠征はしないのだが、先月の鹿嶋行同様、月曜日に年休取れたので行くことにした。コロナ禍の反動なのか年齢に因るものか笑、こういう遠出は行ける時に行っておこうという思いが年々増している。
 試合は16時からなのでそれまで何処か回りたく、前回(19年秋)は浜松、磐田を巡ったのでそれ以外で、などと思いつつまた例によって地図を眺めていたのだが、そう言えば掛川はいつも新幹線から見える城を眺めるだけで行ったこと無かったなと。ということで朝の新幹線こだまで掛川へ。
 10時頃に到着し、まず駅前の駐輪場で自転車を借りて(何と無料で借りれる)、某有名ご当地ハンバーグチェーン店へ。静岡に来たからにはここに寄りたく、店舗が駅から自転車で行ける距離なのも掛川に決めた理由の1つではあった。前回の磐田遠征で開店1時間前に整理券発行しているのは把握していたので10時半頃に着くと16番目。10:45から座席への案内が始まり、自分も11時頃には案内して貰えた。

げんこつハンバーグ

ここも店舗は違えど過去3~4回行ってるんで今回は違う物をとは思いつつやはりこれを選んでしまう。

 食後は自転車で龍尾神社→掛川城と巡って再び駅へ。

掛川城天守
天守閣からの眺め(掛川駅方面)

 こういう街を散策する時レンタサイクルは便利だが、今日は最高気温30度前後という暑さで結構消耗。

 この時点でまだ13時だったので、磐田駅に着いた後は前回行けなかった府八幡宮へ。駅から1kmほどの距離だがバスのタイミングと合わず歩く事にした。行くと法被を着た人が多く、何かの祭りだったようで、楼門には山車?も置かれていた。

八幡宮楼門

 ここからヤマハスタジアムまではバス路線も無く歩くしか無いので、折角なので前回行けなかった淡海國玉神社まで更に1kmほど歩いて参拝し、ここの御朱印は前回行った見付天神矢奈比賣神社で貰えるとのことだったのでまた更に1kmほど歩き、御朱印を頂いた後は1.5kmほど歩いてようやくスタジアムへ。丁度開始1時間前、15時頃に到着。さすがに疲れてバクスタ裏駐車場のスタグルキッチンカーでアイスを購入。

■試合
 今日の席は前回と同じバクスタ上層部なのだが、このスタジアムはバクスタが西を向いている為に昼の試合では日射しをモロに浴びることになる。今日の様な天候だと尚更で、そう言えば前回も10月なのにやたら日射しが強かったのを思い出した。
 前半は磐田をシュート0に抑えたものの、攻撃は単発という内容。一度ゴールかと思ったがオフサイドで取り消しとなった。マリノスとしてもあまりリズムが作れない前半ではあったが、試合毎にターンオーバーする代償とも言えるし、ベンチにも手札は揃っているので後半如何様にも手は施せるといった感じであまり動揺は無かった。
 で、後半早々に右クロスから最後は仲川が決め、その約10分後には左からのアーリー気味のクロスをレオセアラが頭で合わせて2-0。この効率の良さ、90分の間に良い時間悪い時間ありつつも全体的には試合をコントロールしているような内容は優勝した19年、最後まで優勝を争った13年を思わせた。その後は磐田が攻勢を強めて何度かマリノスゴール前まで迫ったのだが、しっかりDF陣は対応していて、シュートの場面でもコースは限定され、最後は高丘がセーブ。途中から入ったファビアン・ゴンザレスはボールタッチは粗いが長い手足と独特のリズムでボールを前に運ぶ、予測不可能なタイプで、一度ドリブルで中央突破される場面もあったがここでもよく対応していた。このまま2-0で勝利。

勝利後

今日は鹿島、川崎共に敗戦。磐田遠征に行くと勝つのは勿論、他会場で優勝を争うライバルが軒並み敗れて一気に優勝への展望が開けるパターンが多い。13年は残り2試合残して首位になったし、19年も28節だったが首位FC東京が敗れて勝点差が縮まった。今年はまだ16節に過ぎないが、これで首位。

 磐田について。今日のスタメンはマリノスに縁の有る選手が多かった。在籍歴のあるDF山本、伊藤にFW杉本、そしてMF鈴木はマリノスユース出身。途中からは大津も出場した。この中で山本は公式戦に出場することなく移籍してしまったのだが、プレーを見る限り前へのフィードや相手に寄せられた時の判断において繋ぎの部分で少し厳しかったんだろうなと。また杉本もこれまでと印象は変わらず「何となく前で漂ってる」感。時折DFを背負ってのポストなどもあったが、去年のマリノス時代から判断する限りこの選手の強みは空中戦の強さだと思っているので、もっとシンプルにクロスを上げても良いのではと感じた。どうも「足下もイケる長身FW」と思われている(本人もそれを目指している)節があるのだが、もっとシンプルに前線の基準点だったり、高さを極めれば一皮剥けると思うのだが・・。今年でもう30歳だけど。
 ジュビロというチームに対しては、まず昨季昇格を争った甲府から伊藤監督を引き抜いたのは面白いなと思った。よく「スタイルの継承」と言うとコーチの昇格となるが、他チームから方向性を同じくする指導者を招聘することで継承されることもあるのだと。今日のサッカーを観る限り、守備時は球際激しくボールに寄せていたのが印象に残っている。3年前のフベロもそうだったが、所謂(現役時代磐田でプレー経験の無い)「外様」監督ほど守備の激しさと奪ってからの展開を意識しているように思う。このチームの場合、OB監督だとどうしても「あの華麗なパスサッカーよ再び」という誘惑を拭いきれない面があるようにも。

 帰りは前回には無かったJR御厨駅を利用。スタジアムから徒歩で20分ほど掛かるが、徒歩圏内で駅が出来たのは大きい。

JR御厨駅

 18:28の浜松方面の東海道線に乗るつもりだったが、18:18発の電車が2~3分遅れた為乗ることが出来た。浜松から新幹線ひかりで帰宅。