欧州予選プレーオフ

組合せ抽選結果


アイルランド×フランス
 おそらく最後の2試合を連勝で締めたフランスがその勢いで突破するはず。アンリ、アネルカベンゼマ、ジニャクのFW陣がラスト2戦で全員ゴールを決めてるのも大きい。スコットランドもそうだがアイルランドのような(イングランドを除く)英国系の国はいつも“グッドルーザー”のイメージが付き纏う。今回も多分サン・ドニかパリのアウェイスタンドを埋め尽くす位サポーターが押し寄せて素晴らしい雰囲気を作り出し、そして善戦するのだろうけども。


ポルトガル×ボスニア・ヘルツェゴビナ
 ケイロスって名将の後を引き継いで、そしてそのチームを見事に壊す印象があるんだが。例え予選後半に巻き返して2位を確保したとしてもそのイメージは変わらない。ベンゲルの後を継いだ名古屋然り、スコラーリ後のポルトガル然り。特にベンゲル時代の名古屋って日本でもこんなサッカーが見れるんだと衝撃を受けた位組織と個人の融合したサッカーをしてたのに、この人が来て数試合で跡形も無く消し去った別の意味での衝撃は未だに覚えている。元々ユース代表で成功し、マン・Uで名コーチと呼ばれたのを見ると、適所はそういうポジションなのだろう。ゼコ&イビセビッチの強力2トップでボスニアに是非勝ち抜いて欲しい。


ギリシャ×ウクライナ
 レーハーゲルがドイツで最も成功したのはブレーメンを率いていた時だが、今のギリシャも同じ様な立ち位置だからこそ成功しているのかもしれない。決してアウトサイダー(≒降格争い)ではないが強国(≒ビッククラブ)でもない中堅所。もちろんバルサの様な華々しいサッカーは面白いし好きだけども、こういう手持ちの戦力を冷静に把握した上で出来る限りの策を尽くすリアリズムも決して嫌いではない。矛盾してるようだけども。今回もしぶとく勝ち抜くと予想。ちなみにだが、こういう中堅以下のチームで結果を出すが強豪/名門で結果を出せない、理詰めの策を仕掛ける、マスコミの扱いに長け、それから夫人の影響力大という辺りは、種目は違うが日本で言う現楽天監督と通じる。種目、国を問わずこういう策士はいるという事か。


■ロシア×スロベニア
 どう考えてもロシアの勝ちなんだが、このプレーオフの中で何か劇的な事が起こるとすればここなんじゃないかという直感が頭から離れない。(ポルトガルが敗退しても今の状況なら言うほどセンセーショナルではない。)例えばホームで0−0、アウェーで1−1とかで。ロシアはドイツ戦も押し捲ったけど結局(GKアドラーが当たってたのもあるが)1点も取れなかったので、この決定力の無さがもしかしたら・・・。



 日本の新愛称についてのコメントは差し控えたい。