なでしこ雑感集

 決勝を前に。
・安藤はアタッカーながら前線でのキープ力や献身的な守備と言う点では先日ホーリーホックに加入したあの人を思い起こさせるけど、師匠みたいな不器用さは感じないんで、強いて言えば・・・オランダのカイトかな。エースストライカーでは無いけども、前線の運動量や強さでチームに不可欠な存在で、尚且つ見かけより巧い、という意味で。


・試合後に2○hの実況スレを見たら鮫島が大人気だったが、弊blog年間MVP投票にて選考委員某氏は一昨年はその鮫島去年は上尾野辺を5位に選出しており、その先見の明には驚くばかりだ(笑)鮫島は元々上がり目のポジションだったのが左SBになったという事だけど、見ていて攻守のバランスの取れた三都主ジーコ時代)、という印象。


・監督は北京後に大分白髪が増えたなと思っていたんだけど(特にW杯抽選会時など)いつの間にか黒髪復活していた。映像だけ見るとモウリーニョみたいな寡黙な知将然としてるけど、インタビューを聞くと人の良いおじさんキャラ(だけど論旨は明確)で今一キャラが掴めない。ただここまでの実績で優れた指揮官なのは間違いない。


・その意味では監督に必要以上のスポットライトが当たらない『なでしこ』の名称は良かったのかな。これが無ければ佐々木ジャパンになっていたのを鑑みると。


 先日のU17もそうだが、ここにきて日本サッカーの目指すべき道が明確になったように思う。願わくばこの2011年が、アジアカップ優勝、U17、なでしこの躍進と合わせ重要な年と位置付けられん事を。決勝日程が日本で丁度3連休の月曜朝なのも運命めいたものを感じさせるが・・・。