UAE戦所感

 良くも悪くも日本も「代表」ぽくなった。ヨーロッパの代表チームなどは公式戦と親善試合のテンションの落差が激しいが、昨日もそんな感じ。試合のテンポもスローで、試合中に選手同士で話し合って連携確認したりとか、まさに調整試合。前日にガンバと浦和の(フィジカル的にも)激しく、ハイテンポな試合を視た後だけに、クラブ>代表への変化をここでも実感。


※気になった選手
◆長友
 視ていて加地さんと同じ道辿ってるなーと。
 最初はそのフレッシュさ、積極性が評価されて、例えば相手ゴール前まで上がるようなプレーが好結果を生んだりしたんだが(ex東京V戦)、あの時の熱気が落ち着いた今は、それまで大目に見て貰えた部分(例えばクロスの精度とか全般的な足元の弱さ)も注視され、プレー自体も段々長所が出せなくなる悪循環に陥ってるように見える。
 まぁ加地に限らず巻とかサプライズで代表選出された選手は大概こういう過程を経る。この2人も一度壁に突き当たったけど、加地はコンフェデやW杯でワンランクアップしたプレー(幻のブラジル戦ゴールとか柳沢のせいでアシスト記録し損ねたクロアチア戦のプレーetc)を見せてくれたし、巻もクラブの低迷が逆に復活の起爆剤になった感じ。その一方で大黒などは未だ停滞から抜け出せて無い。


◆興梠
 鹿島でレギュラーでも、未だ代表は早いだろ。確かに動きは良いけど、FWとして最重要なゴール数が少ないし、ここぞという時に決めるイメージも無い。ACLのアデレード戦であの2度の決定機の内一つでも決めていたらまだ分かるんだが、2つとも外した。それでも選ばれるのは、逆にFWの人材難を象徴してしまっている様にも。
 UEFAみたく、五輪に関係なく2年に一度U21(実質U23)選手権があれば、興梠とか森島はそっちの代表で育てられるが、AFCはそうではないので、B代表創設が最も現実的か。


◆香川
 勝ち越しの決定機を2度程外したけど、少なくともシュートで終わる点は、それすら出来ないFW陣よりかは断然良い。クラブの昇格可否に関わらず、来年はJ1でプレーしてるだろう。てかこれ以上J2にいる器ではない。神戸が獲りに行く予感。



 あんな試合を視ても15日に行きたくなってるのが自分でも不思議でならない。予選をこの眼で見たい。首都圏開催の観戦を逃したくない。会社を早く脱出したい。多分どれも正解なのだろうが。