天皇杯決勝 横浜M×広島(国立)

barcaw2014-01-01
 試合は序盤からマリノスの出足が早かった。広島がボールを持っても素早く寄せて自由にさせず、ボールを奪ったら中央、サイドに拘らずに上手く展開。澱みないボール回しは間違いなく(失速した)ここ2か月ほどで一番の出来だったと思う。出停の藤田の代わりに1トップで出た端戸がまた効いていてキープ力で2列目の上がりを促して、良い流れに貢献していた。そして17分、21分に連続得点で2-0。1-0でも十分だが追加点まで取れるとは。特に先制点の齋藤のゴールは普段の左からの切り込みシュートではない分、今後もこういったパターンでゴール出来ればもう1ランクレベルアップ出来るのを予感させるものだった。おそらく今日の結果でブンデス移籍は確実になったと思うが。
 押される広島としては最初のマリノスの攻勢を凌ぎつついで終盤1点取って、という狙いだったと思うが17分、21分に連続失点してしまった故にプラン修正を余儀なくされた形。前半半ば過ぎから徐々に反撃に出るものの、右のミキッチが抑えられてなかなか良い形が出来ない。マリノスが上手く抑え込んだ面もあるが、この右サイドの職人も今年で35歳とさすがにかつてほどの切れ味は無くなりつつあるのも事実だった。クロスを上げてもDFに引っ掛かる場面が多かったし。そんな感じで前半終了。
 後半も前半終盤の流れは踏襲され、攻める広島と守ってカウンターのマリノスの構図は変わらず。観ていても昨年10月の日産での試合を思い起こさせた。あの試合でマリノスが先制したのは後半だったが、先制された後の広島は組織力で押し返し、マリノスゴールに迫ったものの最後の一押しが効かず。今日も左サイドに清水を入れたりしてサイド起点に何度か狙い通り形を作るのだが、クロスを上げても中澤、栗原らマリノスDF陣が撥ね返し、決定機に持ち込ませない。後半は前半に比べて淡々と同じような展開が続き、気付いたら試合終了間際だった―――そんな印象。試合はそのまま終わりマリノスが久方ぶりのタイトル獲得と。

 このクラブが最後にタイトルを獲ったのは04年。丁度学生最後の年だった。社会人になって観戦数はむしろ学生当時より増えたもののリーグでは中位、カップ戦もベスト4を越えられずという中で2013年度についに戴冠と。来季に向けては名古屋の藤本、磐田の前田、山崎、大宮のノバコ、下平など、ここ数年と違って“買い”の話が多いが、結局は25番次第という基本構造は変わらないので、ACLにも参戦する中でどうなるか。今は毎試合この選手の夢見るかのようなプレーに皆が酔いしれているが、習性なのか私は“夢から醒めた後”について思いを馳せてしまう。そんな事を表彰式後、選手がウイニングランをする中で思っていた。ナビスコ杯もそうだが、国立の決勝はいつも13〜14時開始なので、試合後の夕日が美しい。屋根無しスタジアムは雨天時に難儀するが、時にこうした雰囲気も作り出す。


 試合後は国立・代々木門傍のホープ軒でラーメン食って帰路へ。もうすぐ国立の改築が始まるがこのラーメン屋は外苑前から少し離れているだけに経営にも影響を与えそうだな。今日は実家からなので東横線副都心線直通で北参道駅を利用したが駅から徒歩15分と千駄ヶ谷や外苑前より少し歩くものの途中のコンビニも混んで無いし1本で横浜に帰れるのでなかなかお勧め。