府中へ

 思えば東京の西、多摩エリアは味スタ以外あまり行く機会が無い。最近だと2年前のFC東京戦前に調布の深大寺に行ったくらいか。ということで今日は府中にある大國魂神社に行ってみることにした。
 南武線の府中本町から歩いて10分足らずの距離にあるのだが、この駅も10年くらい前に東京競馬場に行って以来だな。

 創建は1900年前になるらしい。府中はその名の通り武蔵国国府が置かれた場所でもあったので、中心地にある社として古来より存在感があったのだろう。参道の傍には府中の歴史を紹介する市の施設もあって、平安時代当時のこの辺りをCGで再現したコーナーもあった。

 参拝後、御朱印を貰いに社務所に寄ったのだが、待っている間ふと見ると中にFC東京のポスターが貼ってあった。

 近くには京王線も走っていて飛田給からも近いし、駅から歩いてくる途中でもチームのタペストリーが掲示されていたので当たり前と言えばそうだが、神社にサッカーチームのポスターというのもなかなか意外性があって面白かった。必勝祈願もここなのかと思ったが、2011年頃までは実際そうだったらしい(現在は明治神宮)。代々木のスタジアム構想然りでFC東京が23区内進出を渇望しているのは周知の事実だけど、今まで拠点にしてきたこの多摩エリアとの関係とどう折り合いを付けるのか、というのは長期的な課題になってくるだろうな。味スタのFC東京戦に行くと、近隣から自転車でやってくる人を多く見掛けるが、そういう人達をいかに23区に誘導するかも含めて。

 帰りも府中本町を使ったのだが、既に5時近くで東京競馬場帰りの客が流れていた。埼スタ帰りの浦和美園みたいなのを想像したが、意外と混まずに帰れた。まぁこの駅だけでも南武線武蔵野線と2路線あり、前述の通り京王線も走っているので上手く分散してるんだろうな。