J1第22節 川崎×G大阪(等々力)


 前半を観終わった時は後半はガンバが押し切って勝つんだろうと思っていた。川崎のカウンターは先日のマリノス戦より遥かに鋭かったけども、ガンバのボール回しはそれ以上だったし、マグノの同点ゴールの展開は思わず拍手してしまう位見事だったから。

 そう思っていたら、後半開始から10分間のあれだ。確かにジュニーニョは絶好調だったけど、あの数分間だけは人知を越えた力が働いたとしか思えない。3点目のミドルも打った瞬間はゴールバー越えたなと思ったらいきなり落ちてゴールに吸い込まれたし、あの短い時間にあんな神懸かったプレーが連続するのはもはや説明不可能。スコアは違うが、展開としては2年前のCL決勝リバプール×ミランに近い。これを書いてる今でもあれは何だったのか分からないわ。

 それ以降はガンバが前半のようにボールを支配したが、支配率程チャンスは多くなかった。前節同様サイド展開→クロスで簡単に跳ね返されるパターン。毎年恒例の停滞期に完全にはまってしまったらしい。これで次は鹿島だって言うんだから厳しいよな。その意味で次節が今季のJを左右する1戦になるのかもしれないが。