東アジア選手権 日本×中国(味スタ)


 前々から書いてるけど、やっぱ岡田サッカーは基本的に選手のコンディションが生命線だなーと眼前の試合を観て実感した。コンディションが重要なのはどの監督も同じだろうけど、この人の場合特にその傾向が強い。
 この人の持ってる攻撃パターンて、基本的に1)高い位置で奪ってショートカウンター、2)サイドに展開⇒クロス、3)セットプレーの3つぐらいで、具体的な崩しは前の選手の能力やアイデアに左右されるんだけど(マリノス時代の奥、久保、安貞桓とか、いまの代表ならW中村、遠藤、長谷部等)、個々の能力に依存するという事はつまりコンディションが悪くてパスが数mズレたり、ボールを奪う為のあと一歩が出なかったりすると、途端に機能しなくなってしまう。今の時期は誰が監督であれ動きは重くなるものだけど、↑のようなサッカーをしている分余計に好調時との落差が際立ってしまう訳だ。逆にリーグ戦も始まって、海外組も召集出来たりすると、例えば去年のキリンカップみたいな試合が出来るようになるんだが。
 だから(結果はどう出るかは別としても)6月には全く違う姿が見られるだろうという思いもあるんで、今の時期は試合前にアップしてるようなものだと割り切るしかない。


 とは言いつつカウンター時に出し所を考えてるようなシーンを観てしまうと、コンディション云々以前の指導の問題という気にもさせられるけども。観戦者としてはあの極寒の中、楢崎のPKストップが唯一の見せ場なんて試合を見せられて疲労感だけが残る試合。これならなでしこの試合から行っとけば良かったわ。


 そういえば今日は味スタ初のA代表戦という事だったが、やっぱ試合前は瓦斯勢への歓声が大きかった。代表戦に行く層と普段Jを観てる層は分離してるのかと思ったが、意外と被っているようだ。