先日の浦和戦観戦記で「右足の直接FKゴールを生で観た記憶が無い」と書いたが、昨日アフガン戦を視ながら代表戦で観たのを幾つか思い出した(笑)まず南アW杯予選のタイ戦で遠藤が決めたゴール。確か埼スタまで車で行ったが開始に間に合わず、ようやく中に入ってスタンドを上って席に座るとFKの場面だった。雪(みぞれ)もちらついてかなり寒かったのは覚えてる。
それ以前では05年のドイツW杯予選の北朝鮮戦で小笠原が決めた先制点。
この試合は終了間際の大黒の勝ち越しゴールのインパクトでこのFKはすっかり忘れていた。最終予選の緒戦、かつ相手も相手だった事もあって試合の数日前から(メディアの報道含めて)異様な緊張感があった試合だった。そんな中で早い時間にゴールが決まって観てる方としては一気にゴールラッシュを期待したりもしたんだが、最終的には僅差での辛勝。ちなみに昨日書いたアウェイのイラン戦はその次の試合。
こう見ると中村、遠藤、小笠原のセットプレーは対アジアという意味で大きかったな。他に三都主、小野も代表で直接FKを決めているが、直接FKだけでなく間接FK、CKからの中澤、闘莉王ヘッドという武器にもなった。特に体格で勝る東南アジア、南アジアのチーム相手には攻めあぐんだらセットプレーで一発決めて主導権というのが十八番だったな。昨日は主に左が本田で右は香川が蹴っていたが、本田はともかく香川は今までセットプレーのキッカーというイメージが無いが、他にいなかったという事情が大きいのだろう。こういうのはセンスも重要だが、只管練習あるのみと思うので、今後もキッカー担当なら是非極めて欲しいが、ドルトムントでキッカーになるとは思えないのが何とも。代表(に呼ばれ得る年齢の選手)で現時点で一番右足のキックが上手い選手は清武だと思うが、この選手は代表復帰しても定位置を確保出来るかどうか。その意味ではジーコ時代の小笠原、遠藤の立場に近いかな。
キッカーと共にセットプレーからヘッドを叩き込む選手も今は強いて言えば吉田ぐらいしかいないが、これはU22世代から植田、岩波の成長を待つしかないか。