一日引き籠ってBS1のJ2福岡戦など視ていた。
■J1
CSに出る3チームはまぁ納得だな。強いて言えばここに鹿島が加わればもしかしたらそのまま優勝しそうな気もしたが、長いリーグ戦の中盤に勝てない時期が続いて監督が代わったのも事実だし、そこでの足踏みが年間3位との勝点4差、後期1位との勝点3差になったのだろうと思う。最後にCSを逃したFC東京については、少ないチャンスをものにして勝点を重ねるチームにとって決定力のあるアタッカーの離脱は大きかった。思えば日産で最後に決勝点を奪われてマリノスに敗れた試合でも、武藤がいれば先制してそのまま逃げ切ってたかもしれない。
CSは最後はやはり広島が手堅く勝つだろうな。とにかく広島にはACLで上位進出して欲しい。
■J2
J2は福岡が最後に逆転2位に滑り込むと思っていた。磐田は去年の昇格POとか一昨年の降格時とかとにかく競り合いに弱い印象があって、21位大分相手とは言え簡単に勝てはしないだろうなと。また福岡は5年周期で昇格するらしく、05年→10年ときてまさに今年はその年、しかも昇格決定日は過去2回とも11/23だというのでもう上がるしかないだろと。で、後半40分過ぎまではその通りになっていたのだが、磐田が追い付かれた直後に突き放すとは。この時間帯は福岡のゴールラッシュやこの試合の取り合いなど分単位、秒単位で状況が変わって展開を追うのに必死だった(笑)
今季の福岡の試合を初めてフルで視たがやはりネルシーニョの香りが漂う手堅いチームだった。マリノスは監督と契約延長したが、井原さんがマリノスの監督ならOBという立場的にも志向するサッカーでも上手くハマると思った。得点はリーグ3位、失点は4位タイとバランスが取れており、特に重要なのは攻守にずば抜けたタレント力で戦うのではなくチームとして守り、攻めている事。これは「中村、中澤以後」を考えると適任だと思うのだが。
この試合は後半途中に交代出場前の坂田大輔が監督の指示を受けるシーンやベンチに並ぶ井原、三浦文丈の2ショット、そして試合後に井原さんに挨拶する岐阜の川口能活とか90年代〜00年代初頭のマリノスを思い出して胸が熱くなる光景が多かった。福岡は4位と勝点15差、6位とは22差もあってこれでPO勝ち抜けなかったら同情するが(そして万一4位以下が昇格したらセレッソはともかくその他は大分、徳島の再来になると思う。)、もし今入替戦があれば松本との試合になって、昨日の試合を見る限り結構面白い展開になりそうではあった。サッカーそのものも興味深いが、松本が去年昇格を決めたのは福岡戦という因縁、そして反町vs井原、フリューゲルスとマリノス、北京五輪代表であまり関係が良さ気に見えなかった(最後の方は井原さんの代わりに江尻がベンチ入りする事が多かった)監督とコーチの対決という点で。
■J3
J3もJ2自動昇格争いと似たような展開だったが、ラストプレーで追い付いた山口が昇格、町田は大分と入替戦が決まった。町田は試合終了後、山口の結果が伝わって無かったようで最初は歓喜してただけにかなりのぬか喜びになってしまった。昔ブンデスリーガでも似たような結末があって、シャルケがホームで勝ち、優勝を争うバイエルンがアウェイでハンブルガーSVにロスタイムに先制されて皆シャルケ優勝を確信して狂喜乱舞してたら、ラストプレーでバイエルンが追い付いてそのまま優勝というシーズンが合った。
町田の試合は今年一度観たがなかなかいいサッカーだったので、都合が付けば来週の野津田での1戦目に行こうかな、と思って日程見たら12:30開始かい。人も多いだろうし、昨日ぐらいに早く家を出ないと(=早起きしないと)いけなさそうだな。