OB会

 今日は会社内にある母校OB会に参加してきた。

 学生時代、俺はいわゆるインカレ(便宜上こう呼ぶ)の団体に所属していた。っていうか今でも続いてるけど。それはともかく、1年次からこの団体で活動していたので母校の臭いがあまりしない人間になったと思う。ゼミでも仲良かったのは(俺を含めて)大学に来ないとかサークル入ってない連中ばかりだったし(苦笑)本当は入学直後にとあるサークルに入り、普通の大学生活を送るはず、だったのだが、偶然の出会いから知った前述の活動に魅力を感じたのと、このサークルの人間関係に嫌気が差して、縁を切った。学園祭当日に、サークルが出す屋台の前で辞める事を告げて。

 今でも続くこの団体での活動で得た最大の財産は、大学、年齢の枠を越えた人間関係、だろうか。今年社会人になって改めて気付かされた。それでも、世間的には大学のOB会の方が年齢層、人数共に幅広く、圧倒的な“強さ”を持っている。こういった結束は確かに人脈の面で大きな力を発揮するのだろうが、何故か俺は客観的な視点を拭い去る事が出来ない。少し品のない言い方をすれば、“利用できるならばそうさせて貰おうか”という冷めた見方。今日初めてOB会に参加してそう感じた。確かに先輩方の話はとても貴重だったが、それは別に同じ大学だからというより、社会人の先輩としての経験談がためになるというものだ。営業実習に部署の上司から話を聞くのと大して違いは無い。いやむしろ1対1で話した分、実習中の方がためになった。こんな事を思ったのも、俺の配属予定部署が社内の人間でもあまり知られていないマニアックな所なので、当然今日出席した先輩にも当該部署の人はおらず、軽く疎外感を味わったせいもあるかもしれない(苦笑)部署が違えば違う会社、と今日ほどそう思ったことは無かった。

 今は所属団体の輪は↑に比べれば小さなものかもしれない。だがこれから月日を経て、その輪が大きく強くなる事を願っている。


 

 って思うしかない位あっという間に終わってしまった会だった。実質90分で終了だもんな〜。しかもそのうち殆どがスピーチやら何やらに費やされたし。