J1第16節 横浜M×新潟(三ツ沢)


 さすがにこれで終わりだな。後半だけでポスト、バーに3回位当てたが、惜しいというよりこれで完全に天はテキヤを見放したと思った。
勝つしかない試合、しかも
・ホーム(しかも声援が届き易い三ツ沢)
・相手は上位だが相性は悪くない新潟
・天候等コンディションも上々
・河合は出停だが、今季復帰したばかりでそれ程致命的な欠場とは言えない。


 これだけ言い訳の余地の無い条件が揃っててあの結果なら、もう潔く辞任すべきだろう。


 後半残り20分くらいは新潟が自陣に篭ってマリノスは押せ押せで、そのまま試合終了となった訳だが、これに惑わされて“内容は良かった”と思って留任させたらさらに痛い目に遭う。試合の立ち上がり、前半のサッカーはどうだったか?
 試合前から尋常じゃない雰囲気が流れてたし、実際試合が始まるとマリノスの選手は気合十分で前に前に突き進んで行った。だが現実は新潟の組織的な攻撃に何度もサイドバックの裏を取られ、山瀬やロペスのドリブルも止められた。そして新潟のCBコンビ、永田&千代反田は本当に素晴らしく、大島は抑えられ、単発的な攻撃も跳ね返され続けた。しかもCKから千代反田に先制点まで許す。もう攻めて勝つしかない状況に追い込まれ、実際に開始から攻め込んでも前半のあの内容、失点―――これでは精神的な面以外に志向するサッカー、指導力に問題が無いのかという話になるだろ。


 試合後、アウェーG裏は(当然ながら)沸いていたのだが、千代反田が来るとさらにその声量は大きくなり、彼もコールに手拍子を合わせたり、サポから渡されたフラッグを振ったり、最前列の人と抱き合ったりしてた。春に行った柏でも、勝った札幌の選手は同じ様な形で喜んでいたが、こういう選手とサポの濃い関係性って地方クラブならでは・・・・いや柏とか、川崎、瓦斯もそんな感じだしな。ああいう光景を目の当たりにすると、横浜の近そうでいて微妙にある距離感を意識する。