招待券があるという事で初平塚競技場。車で行きは第三京浜⇒新道⇒一国ルートを選択し、渋滞の名所として名高いあの原宿交差点を初めて通ったりもしたが、新湘南バイパスに達した頃には雲に覆われつつも横浜には無い独特の開放的な空気が流れていたのが印象的だった。これが『湘南』なのか・・・。
岡山を観るのは勿論初めてで選手も三木と喜山ぐらいしか知らず、現時点で16位と言う順位から「技術より運動量で勝負する体力サッカー」なんだろうなという先入観(偏見)があったんだが、それは全くの見当外れであった。しっかり繋いでサイドに展開したり、ゴール前で細かくパス交換したりと、とても志の高いサッカー。
しかしこういう場合に有りがちなように――日本が強豪国と対戦する時の様に――決め切れない内に守備の甘さから失点を重ねて最終的には1−3。それでも良い意味で予想を裏切る好試合に拍手を送りたいと思う。
【気になった選手】
田原
遠目からでもそのガタイの良さは半端無い。他のポストプレーヤー(例えば平山とか)と違うのは足も相当速いという点でまさにJ2のイブラヒモビッチ。いつだったかドイツのバスラーに対して「首から下はワールドクラス、首から上はアマチュアクラス」なんて評を読んだ事があるが、日本ではまずこの人が思い浮かぶ。ただキャプテンマーク巻いてたし、さすがに昔とは変わってるのかもしれない。
寺川
湘南の司令塔。1人落ち着いてパスを捌く姿は遠藤や中村ケンゴと被る。フィジカル面で苦戦してボールを奪われるシーンも何度かあったのとやはり年齢的に運動量は少ないというのはあるが、30台半ばにしてチームの攻撃を担ってる姿は立派だ。昔マリノスの控えだった時はここまで息の長い選手になるなんて思わなかった。やはり指導者(反町)との巡り合せは重要という事か。
玉林
岡山の右サイドバック。特に後半は何度もオーバーラップを仕掛けて鋭い切り替えしから右サイドを突破していた。
川原
後半から入ってGKと1対1のチャンスを2度外したが、3度目にしっかり決めた。チャンスをしっかり決めてれば結果も変わったかもしれないが、1対1の状況を作れるだけの能力があるという事でもあるから、印象に残ってる。
車を駅近くに止めたので、折角だから駅前まで行って記念に一枚(笑)意外と豪華な駅ビル。
帰りは中原街道経由だったが、距離的に近過ぎず、遠過ぎずの丁度良いドライブ&小旅行という感じ。旅行といえば、駅前の繁華街を抜けて静かな住宅街などを通る時はいつも、急に旅行と言う非日常から現実に引き戻されたような感覚に陥って地元が懐かしくなったりする。最近で言えばNack5に行った帰りがそうだった。今日もスタジアムから駅まで歩く間に、ふと。