昨日は熊谷、今日は鹿嶋と連続で北関東への遠出。元々この試合は日曜だしDAZNだなと思っていたのだが、月曜の休みが取れたのと、昨日書いた様に埼玉ワイルドナイツは地域的にJで言う鹿島に似た側面もあり、連続して観ることで見えてくるものあるかなと。
こういった遠征では観戦だけでなく試合前にどこか寄ったり観光とセットで予定を組むが、今回は往復直行バス利用で寄り道無し。鹿島神宮は去年行ったし、出来れば鹿島神宮、千葉の香取神宮と並ぶ東国三社の1つ息栖神社に行ってみたかったが、鹿嶋市に隣接する神栖市とは言えスタジアムから10km以上離れ、バスもなかなか無い場所なので断念。東京駅からの直行バスは、13時頃(開始2時間前)に着く便は既に埋まっており、その1本前に乗車し12:25頃に到着。着くと鹿嶋はまだ桜が少し葉が出てきた程度で十分見頃だった。
試合まで2時間以上あったがスタジアム内外は結構な人出で、昼時なのもあってスタグルはどこも長蛇の列。
今回は以前食べて美味かったトマトモツ煮とハム焼き串をば。
その後はスタジアム内にあるミュージアムも見学して試合開始。この2時間でスタジアム内を歩き回って開始時点でかなり足に疲労が(苦笑)
マリノスは水曜にアウェイ広島戦で敗れた後の連続アウェイ戦。この後ACLなので、そのまま成田経由でベトナムに直行かな。前半は拮抗した展開で決定機は鹿島に幾つかという内容。鹿島のFW上田綺世と鈴木優磨はどちらもマリノス戦でよく点を取るが、1トップやウイングを置いた3トップが主流の今の時代に2トップは珍しい。見ると、鈴木がサイドや下がり目の位置など広範囲に動いて上田はそれよりやや前寄りに位置する組み合わせだった。前半にGKからのキックがそのまま流れて上田が高丘と1対1というシーンはあったが、全体的には2人をよく抑えていたかな。ただこの上田の決定機然りで畠中はロングボールに被ってバウンドさせて相手に渡してしまうシーンがこれまでにも幾つかあるのが気になるところ。角田は繋ぎの面では改善の余地有りだが、先週もFC東京戦でディエゴ・オリヴェイラを上手く封じた様に、動きを予測してのカバーリングが上手い選手だなと。
CBと言えば鹿島の三竿は今このポジションなんだな。2トップで中盤は4枚というチーム事情や、高さや強さ、繋げる技術を活かすためなのかもしれないが、本来は中盤3枚の一角で活きる選手だと思う。それこそ代表もこの構成が基本になったがレギュラー3人とそれ以外で全くサッカーが変わる中で、遠藤や守田と同じ役割をこなせる希少なタレント、つまり代表復帰も十分有り得ると思っていたのだが。3センターで活きるタレントがCBに、というのはかつての谷口博之を思い出したりもした。
後半は仲川→エウベルにしたことで左サイドが活性化され、マリノスが押し込む時間が増えていった。鹿島ゴールに近付くシーンは増えるも決定機とまではいかず、このままスコアレスか、と思い始めた後半35分過ぎにCKからA・ロペスが合わせて先制。その後は先制した後のマリノスが得意とする、相手をいなしながらカウンターでチャンスを伺う展開となり、終了間際には西村のヘッドとOG(三竿)で3-0の完勝。
ここで勝つのは2012年以来10年振りらしい。個人的にも2004(●1-3)、2015(●0-2)、2021(●3-5)に続く遠征4試合目にして初勝利。ホーム戦を含めて過去観た鹿島戦でもベストな内容だったと思う。
試合後は東京駅行きの直行バス乗り場に向かったが、よくこれだけのバスや車が来ているものだなと。車はつくばや土浦など近隣自治体のナンバーが多かったが、東京駅行きのバスは15台以上。
鹿島もチームや自治体含め将来に向けて課題はあるのだろうけど、全国に鹿島アントラーズ、鹿嶋市の名を知らしめて、毎試合こうして多くの人を首都圏から呼び寄せているのはこの30年の努力の結果だと思う。その点で昨日見たラグビーにその覚悟はあるのか疑問に感じている点もあるのだが、ここではこれ以上言うまい。
鹿嶋行恒例?のスタジアムを出るまでや千葉付近の渋滞で50分遅れとなったが、20:20頃に東京駅に到着。マリノスはこれからACLでベトナムだし、今後1ヶ月は近隣で行きたい試合あれば行くスタンスで。