スーパー杯 神戸×川崎(国立)

  • 新シーズンの始まり

 既にACLは始まっているが、やはりこの大会でシーズンが始まるという感覚は強い。国立は来週も行くが、神戸は去年の主力は残りつつ+αの補強、川崎は選手もコーチ陣もかなりの入れ替えという事でどんなチームになっているか観ておきたかった。
 午前中の予定が押して現地に着いたのは13時過ぎになってしまい、昼食を調達するつもりだった各Jクラブのスタグルフェスに並ぶ時間は取れず。そんな中でバクスタ1階エリアでやっていた開幕カード別のJ1~J3全クラブユニ展示にはどうにか駆け込んだ。

2/25@国立

ヴェルディが昇格した時からこのカードは5/15に近い日付か開幕戦かなという予感はしていたが、やはり開幕戦、そして国立開催。今季のユニは両チームともシンプルなデザインで色も深めの青、緑なのが対照性を際立たせていて良い。
 ここからようやく入場してバクスタ3階の席に向かったのだが、そこでも何だかんだで時間が掛かり、席に座れたのは選手入場が終わって開始を待つギリギリのタイミングだった。

  • 試合
開始直前

 今日の両チーム、神戸は不在なのは武藤くらいで去年の優勝メンバーそのままというスタメンで、川崎は火曜のアウェー山東戦からスタメン総入れ替えだったが、やはり序盤から神戸が押し気味な展開。サイドに振って佐々木やパトリッキが仕掛けたり、大迫が幅広く動いてボールを受けて展開したり、という場面が多々あったが決定機の数そのものはカウンターでチャンスを作る川崎とあまり変わらなかった。今日のスタメンでは最初右ウイングに入っていた佐々木に注目していて、昨年主力としてリーグで7ゴール取ってアタッカーとして殻を破った感あったのだが、今日はボールに触る回数こそそれなりにあったが決定的な働きには至らず。対面した川崎の左SB田邊はまだ21歳で先日のACLでも怪しい守備だったんで、こういった相手には軽く一仕事出来るくらいでないと、と思ったりもした。前半は0-0。
 後半は早々にFKから相手のクリアに詰めたファンウェルメスケルケン際のブロックの跳ね返りがそのままゴールインして川崎が先制。この選手は2015年頃に「オランダでプレーする日本代表資格を持つ選手」として記事になり、リオ五輪の予選突破後のツーロン国際だったかで初招集された記憶。タイプとしては何かの能力が飛び抜けているというより、経験に裏打ちされた状況判断の良さで勝負するのかなという印象を受けた。まさに今日のゴールはそれが結び付いたもの。
 その後は神戸が押しつつ、川崎がカウンターでゴールを狙う展開が続いたが、瀬古のFKがバー直撃、マルシーニョがサイドを抜け出してGKと1対1など決定機自体は川崎が多かったように思う。そのまま試合終了。

  • 試合後
ホーム側
アウェー側

 基本的には毎年のスーパー杯そのままの内容という試合だった。今年はACLも絡んでターンオーバーという要素も入ったが、シーズン開幕前の最終調整段階の試合だけに選手の動きもそれ相応といった点で。神戸は昨年大迫+武藤で30ゴール以上、そこに佐々木が7ゴールなど各選手出来過ぎな感が否めず、今年は他の選手がどれだけ点取るか次第という印象。それこそ今日は川崎サポから終始ブーイング浴びていた宮代とか。川崎はそもそも選手が結構変わったし、今日は前の試合から完全ターンオーバーなんでこの1試合だけでは尚更分からん。ただそれでスーパー杯を90分で制してしまったのは、かつてのシルバーコレクターぶりからすると隔世の感はある。

 表彰式の前にスタジアムを出て、外苑前、表参道を経由して原宿まで歩き、そこから電車に乗って帰宅。