J1第18節 横浜M×柏(日産)

  • ページレイアウト変更

 今回から観戦記のページレイアウトを少し変えてみる。元々はてなダイアリー時代の記事右上に写真が載るテンプレートを個人的に気に入っていて、はてなブログに移行後もそれを踏襲し、タグを調整して再現していた。ただスマホで見ると画像と文章のバランスが悪く、見た目もあまりよろしく無いので今回からシンプルな形に。

  • 観戦記

 実はGWの5/7以来の日産スタジアム。今日は30℃越えのとにかく暑い日で、スタジアムに向かうスロープを上ると、スタジアムや自分自身の他、眼に映る物全てが強い日射しに照り付けられていた。ただ風が強かったのは救いだった。これで無風だったら・・。

照り付けられるスタジアム

 今日はチケを取るのが遅くなっていつもの場所が取れなかったのもあり、珍しくメインスタンド寄り。

 さすが太陽をその名に持つだけはあるというか柏の黄色がよく映えていた。

 リーグは折り返しを過ぎ今節から2巡目の対戦となるが、柏にはアウェイで完敗。という中で今日はどうかと思って観ていたが、序盤こそ柏のロングボール主体の攻撃にゴール近くまで侵入されるシーンが何度かあったものの、前半半ばの約10分間で3点取って事実上試合を決めた。今節からU23アジアカップを戦ったU21組も復帰してマリノスは藤田、柏も佐々木、細谷がスタメンだったが、GKの佐々木にとっては1点目はシュートがDFに当たり、2点目はCBのミスによる1対2の状況、3点目は正面上という反応しにくいコースという点で不運な形が多かった。だが個人的に東日本随一と思っている柏のアカデミーの中でも、特にGKは他の追随を許さないなと。ポルトガルにいる中村航輔、小久保、そして前節の神戸戦で活躍した松本、今節ベンチ入りの猿田もアカデミー出身。一方でFW細谷は今日はそもそもボールに触れる回数も少なく、厳しい出来だった。この選手を見ると、がっしりした体格やスピードを活かしたプレースタイルから「Jユースで育った浅野拓磨」という印象をずっと持っている。前半戦でリーグ6点ということで二桁も現実的な目標と思う。
 マリノスのU21組藤田だが、もはや中盤で不可欠な存在になっている。攻守に機能してボール扱いも上手く判断も早いMFてリーグ見渡してもなかなかいないのではないかと。先日のW杯メンバー予想でもサプライズ候補として名を挙げたが、7月のE1選手権での代表入りはかなり現実的だと思う。森保さんも国内組でも代表常連やW杯に出た選手は選ばないと言っている以上、自ずとリーグで活躍する若手、中堅から選ばれる訳で。マリノスからは他にGK高丘、DF畠中、FW西村辺りは選ばれてもおかしくない。負傷さえなければ小池龍太も有力候補だったと思う。

 後半開始早々にもセットプレーからレオセアラが押し込んで4-0。残りの時間はマリノスがボール支配して何度かシュートチャンス、また柏も時折攻め込むことはあったが、基本は淡々と過ぎていった。ATは3分あったがそれも不要だったな。柏はショートカウンターやロングボール主体の攻撃が機能しないと最終ラインからのビルドアップは個々の技術的に難しく、打つ手はマテウス・サヴィオの個人技くらいという点で厳しい内容だった。マリノスとしては上位を争う相手に完勝し、得失差も稼げたのは大きい。川崎もなかなか苦労している様だし、ここまでホーム無敗、前半戦敗れた広島、福岡にも次はホーム戦ということで少しタイトルへの道が拓けた状況ではと思う。まぁ3日前には天皇杯で栃木に0-2敗退しているのだが、こうしたカップ戦の早期敗退も19年と付合したり。ただ勝ち続けるチームは例えリーグが獲れなくてもカップ戦など毎年何かしらタイトルを獲るものだし、ルヴァンやACLも現実目標として狙って欲しいところ。