J1第17節 G大阪×横浜M(パナスタ)

  • 京都行

 3年前の開幕戦以来のパナスタだが、例によって京都で途中下車。京都は行きたい場所があまりにも多く、いつもその選定やルートに悩むが、嵐山など西側は今後サンガスタジアムに行く時に寄るだろうということで、今回は祇園・東山エリアを中心に回ることにした。既に行ったことのある場所も多いが、御朱印を集めるようになってからは行ってないので改めて拝受しに行くという意味も有り。
 まずは京都駅からバスでこちらへ

銀閣

まだ朝9時だったが既に修学旅行の学生が何組か。4~5人1組でタクシーの運転手が案内も兼ねる形のようだった。自分も中学の修学旅行は京都、奈良だったが奈良は班別自由行動、京都はコース別にバスに分乗だった。凄い雨だったのと宇治の平等院行ったのは微かに記憶にあるがそれ以外どこを回ったのかは覚えていない。
 銀閣を出た後はそのまま哲学の道を南に下り、道沿いにある大豊神社で参拝しつつ南禅寺に向かったのだが、丁度その手前に東山高校があった。鎌田大地の母校。名前は知ってたし、正月に駒沢で試合を観てもいるが、周りが南禅寺や紅葉で有名な永観堂という場所だったとは。まぁ確かにその名が示す通りの場所ではあるが、調べたら元々知恩院の大僧正によって建学された仏教系の学校なんだな。校舎に掲げられた垂れ幕を見ると、サッカー以外も様々な種目で全国大会に出ているようだ。
 という感じで南禅寺を参拝し

南禅寺三門

 そのまま歩いて知恩院、八坂神社も巡る。

知恩院三門
八坂神社

 この時点で結構歩いていて、バスか地下鉄で移動しょうかとも思ったが適当な路線が無く、そのまま歩き続ける。祇園を通って建仁寺へ。ここはあの風神雷神図屏風が所蔵されていた。現在は高機能プリンタや金箔等で再現された高精細な複製品が公開されている。

風神雷神図屏風(複製)

 その後は近隣にある摩利支天堂や京都ゑびす神社を回り、丁度昼になったので近くの定食屋に入った。

卵とじ蕎麦定食

普段卵とじのうどんや蕎麦は食べないが、関西に行くと薄味の出汁と卵がよく合うので頼んでしまう。食後はバスで京都駅に戻り、大阪へ。普通にJRで行くのも面白くないので奈良線桃山駅、そこから徒歩で途中の御香宮神社に参拝しつつJR駅から10分ほど歩いた場所にある京阪の伏見桃山駅から大阪に向かった。

  • 観戦記

 今回のホテルは新大阪で、ホテルにチェックインして少し休憩した後、茨木駅からバスでスタジアムへ。思えば大阪行く時の宿は大阪駅京橋駅辺りがメインで新大阪のホテルは初めてかもしれない。駅から5分と近かったが、ここは在来線と新幹線が交差し、2階にはタクシー乗り場もある立体構造なので、徒歩ルートが分からず最初少し迷ってしまった。16時時点で新大阪駅ではマリノスユニ来た人を多く見かけたな。乗ったバス便は万博陸上競技場前で停車しそこから10分ほど歩くルート。

万博陸上競技

思えばここで観た唯一の試合は丁度10年前の7月だった。パナスタに移転してから既に7年が経過するが、ホームとして定期利用されなくなったスタジアムは人通りが途絶え、幕や看板で装飾されなくなったが故に急に老いるというか、独特の物寂しさが感じられる。他に以前高校選手権で行った市原臨海もそうだったな。ただパナスタの建設は単に専スタが1つ出来ただけではなく、その後の日本の専スタ建設にデザインや資金調達スキームなど様々な影響を与えた点で画期的だったし、意義のある事業だったと思う。

 これまでこのスタジアムではアウェイゴール裏でしか観たことが無かったので今回は初めてバクスタの上層階にした。丁度コンコースからはガンバの練習場も見える。

G大阪練習グラウンド

ホームスタジアムに隣接して練習場があるのはブンデスのクラブっぽさがある。久里浜に移転予定だが今のマリノスも一応そうか。
 試合前とハーフタイムにはDef Techのライブもあったが、2人がピッチ上でBoleroを歌いながら選手が入場してくるという演出で、曲のイメージとシンクロして試合に向けて場内が徐々に高まっていく様が素晴らしかった。
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 試合は序盤からマリノスがボール支配し、ガンバは前線から積極的にボールを追うという展開だったが、その流れで松原→高丘のパスを狙われてこぼれをダワンに流し込まれ、先制された。この7分の失点以降、前半はガンバに上手くカウンターからゴール前まで持ち込まれる場面が多かったな。特に左サイドの山見は小柄なドリブラーで観ていて面白い選手だなと。経歴を見たらアカデミー出身者ではないが地元は近辺なので子供の頃からのファンだったりするのだろうか。
 マリノスも中央のレオセアラに当ててサイドに展開という形は何度か出来ていて、一度ゴールかと思ったがオフサイドで取り消し。そんな感じで前半終了。
 後半はサイド起点にマリノスがより攻撃の圧を強めるようになり、後半10、15分で一気に逆転した。その後ガンバは選手を入替えるもボールを前に運べなくなり、マリノスがこぼれを拾ったり、奪ってガンバゴール前まで持ち込むシーンが目立つようになる。この辺りは選手層やコンセプトの浸透度の違いだったかな。ベンチにマルコス、仲川がいるのは大きいし、幹がしっかりしているからこそ樺山、山根といった若い選手を使う余地も生まれる。小池龍太は負傷中だが次節からはU21から藤田が戻ってくるし、選手層という点ではリーグトップだと思う。ガンバは新監督の下でスタメンレベルでは徐々にチームが構築されつつあるが、ベンチも含めた全体にはまだ、といった印象。そうそう途中出場した齊藤未月は前々から結構期待していて、負傷が無ければ東京五輪に出て田中碧の負荷を軽減出来たと思っているのだが、今日は空回り気味でハンド、ファール判定でピンチを招くシーンもあった。ああいう守備力、運動量、攻撃の起点となるプレーを備えたMFは貴重なのでチームにフィットしてくるようになればガンバも浮上しそうだけど。

 そのまま試合はマリノスが2-1逆転勝ち。3年前に来た時も開始早々のミスで失点してから逆転したし、似た展開多いなと思って過去のアウェイ観戦を振り返ってみると

2012/07/14 ○2-1(万博)※ATに勝ち越し
2016/04/02 ○2-1(パナスタ)※逆転勝ち
2019/02/23 ○3-2(パナスタ)※逆転勝ち
2022/06/18 ○2-1(パナスタ)※逆転勝ち

全勝かつパナスタでの3試合は全て逆転勝ちだった。先月の磐田もそうだが、不思議とジンクスというか同じ結果が続いたりする。

 試合後は前回開拓したモノレール宇野辺駅から乗るルートで新大阪に戻り、近くの定食屋で遅い夕飯を食した後、ホテルに戻った。この日は33000歩くらい歩いたのでそのまま爆睡。